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世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)の幼馴染みで、元プロサッカー選手の山口聖矢(31=大橋)が18日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル119」東日本新人王ライト級4回戦で、本多俊介(24=E&Jカシアス)と拳を交えた。
本多俊介(E&Jカシアス)が勝利
長身を活かす本多に対し、左右のフックで果敢に攻め込む山口。2回、攻勢を強めて後手に回らせた山口だが、本多もしっかりとしたガードで、ダメージを回避。3回、本多が打ち下ろしの右で山口をぐらつかせると、連打からの右フックでダウンを奪った。ここで一気に打ち込みに行った本多だったが、山口がカウンターで左フックを振り抜き、ダウンを奪い返した。劇的な展開に、会場は大興奮!。迎えた最終回、本多はジャブで距離を作り直し、ワンツーを好打。山口も気迫のこもったプレスをかける中、終了のゴング。ジャッジ2者の支持を得た本多に軍配が上がった。
「リング下から尚弥の声が聞こえた」山口聖矢
初黒星を喫した山口は「最後の4ラウンドに打たれすぎてしまった。打ち込もうとしたときにジャブを突かれた。喧嘩スタイルというか、前に出て殴ろうと。やろうとしたことはできたが、経験の差が出た」と唇を噛み締めた。
3回にダウンを奪われたが、左フックで倒し返し意地を見せた。「リング下から尚弥や慎吾さん(井上真吾トレーナー)から『左の返し!』と聞こえた。(左フックは練習していたパンチ」。
3回にダウンを奪われたが、左フックで倒し返し意地を見せた。「リング下から尚弥や慎吾さん(井上真吾トレーナー)から『左の返し!』と聞こえた。(左フックは練習していたパンチ」。
「この経験を活かす」
「ボクシングを始めてまだ3年。伸びしろはあると思う。負けは嫌いだから悔しいが、どう活かしていくかは、これから次第。期待してもらえたらと思う」と、巻き返しを誓った。
「次は気持ちをコントロールして臨む」
5勝目を挙げた本多は「勝負を決めに行こうとして冷静さを欠いたところに、左フックを合わされた。ダウンは効いていない。(ダウン応酬で)会場は盛り上がり、(自分の)気持ちも上がったが、セコンドはヒヤヒヤしたと思う」と振り返ると、「気持ちをコントロールして臨みたい。必ず新人王になる」と拳を握り締めた。