中谷潤人が1vs3変則スパーリングを敢行

　WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者の中谷潤人(26=M.T)が13日、神奈川県相模原市内の所属ジムで強化合宿に入った。この日、相模原カントリークラブで走り込み合宿を行う予定だったが、大雨のため14日に延期。急きょ所属ジムでのジムワークに変更した。

　中谷は、同門の野中太陽(写真左/20)、齋藤哲平(写真中央/23)、中村翔氣(写真右/18)ら3人が30秒ごとに入れ替わる変則スパーリングを行った。

　世界チャンピオンの中谷とはいえ、常に体力がある複数の相手とのスパーリングは、いつも以上に集中力を要したようだ。

　実戦練習の後は、ミット打ちを3ラウンド、サンドバッグ打ち3ラウンド、シャドーボクシング1ラウンドを消化し、たっぷりと汗を流した。

　練習を終えた中谷は、「急きょ、雨でジムワークに変更になったが、普段とは違った合宿用のジムメニューをこなし、初日を良い形で切ることができた。これから試合に向けて良い体作りをしていきたい」とコメントを寄せた。

　今年2月に世界3階級制覇を成し遂げた中谷は、今夏に初防衛戦を予定している。