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WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級タイトルマッチ、王者のアレハンドロ・サンティアゴ・バリオス(27=メキシコ)対同級1位の中谷潤人(26=M・T)の記者会見が21日、東京ドームホテルで行われた。
全勝で世界3階級制覇を目指す中谷は、2月24日(土)に両国国技館で開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第7弾」で、WBCの緑のベルトを狙う。
全勝で世界3階級制覇を目指す中谷は、2月24日(土)に両国国技館で開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第7弾」で、WBCの緑のベルトを狙う。
「かなり調子が良い」
翌日に前日計量を控えての記者会見。中谷の頬はややこけていたものの、顔色が良くスーパーフライ級時代よりコンディションが良いのは明らかだった。「スーパーフライ級(52.1kg)からバンタム級(53.5kg)に上げて、減量がかなり楽になった。1.4kgの幅は(自分にとって)大きい」と万全のコンディションをアピールした。
「体にエネルギーが溜まっている」
バンタム級転向初戦で世界王者に挑む中谷は「試合まであと少しだが、体にエネルギーが溜まっている。2月24日は、必ず世界チャンピオンになるという強い気持ちを持って戦う」と勝利に自信を示した。
村野健会長も「しっかりと仕上がった。KO決着でも判定でも、素晴らしい試合になる。期待していてください」と王座奪取に太鼓判を押した。
村野健会長も「しっかりと仕上がった。KO決着でも判定でも、素晴らしい試合になる。期待していてください」と王座奪取に太鼓判を押した。
「初防衛するために日本に来た」
初防衛戦に臨むサンティアゴは「今、この場にいることに幸せを感じている。フィジカル、メンタルともグレートに仕上がった。中谷は良いボクサーで、もちろんリスペクトしている。自分が大きく成長するため。そして、これからのストーリーを作るために日本に来た。必ず初防衛を果たす」とチャンピオンらしく堂々としていた。
ガッチリと握手
会見後のツーショット撮影で並んだ2人だが、身長差は一目瞭然だった。中谷は「(サンティアゴ選手は)大きくもなく小さくもなくといった印象」と想定内だと言うと、「向き合ってアクションを起こしたい」と意気込んだ。
「倒しにいく」
米国ラスベガスでアンドリュー・モロニー(33=豪)に12回TKO勝ちした試合が、米国の老舗ボクシング専門誌「リングマガジン」の2023年度年間最優秀KO賞に選出された。海外の記者から「KO賞に選ばれたが、土曜日はどのような試合を見せたいか?」と聞かれると、「そういうシーン(KO)を生み出せたら。すごくタフなチャンピオンなので、気持ちを強く持ってアグレッシブに攻めていきたい」と語った。
これまで32戦して一度もKO負けがないサンティアゴを倒せば、さらに評価が上がることだろう。
これまで32戦して一度もKO負けがないサンティアゴを倒せば、さらに評価が上がることだろう。