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前OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(27=大橋)が26日、有明アリーナでマリオ・ディアス(28=メキシコ)と54.5kg契約8回戦で対戦した。
来年のバンタム級転向を見据えた武居が、世界をアピールした!
来年のバンタム級転向を見据えた武居が、世界をアピールした!
8戦全勝(8KO)!
サウスポー武居は、右フックから左ボディストレートで仕掛けると、2回に鋭い踏み込みから左ボディフックを直撃! 痛烈に倒して10カウントを聞かせた。
「バンタム級でも問題はない」
武居は、試合後というよりは、練習上がりのような雰囲気で記者の質問に答えた。「今日は、正式なバンタム級ではないが、スーパーバンタムよりやりやすかった。1ラウンドは相手のリズムもあり、入りにくいと感じたが、2ラウンドに入ると、ここ最近で1番冷静に戦えた。八重樫コーチの下からという指示もはっきり聞こえたので、左が出た。手応えもしっかりあった。KOへのこだわりはある。これからも僕はどんな相手でも早い回のKOにこだわっていく。世界を獲るためにボクシングの世界に来たので、いつでも行けるように心の準備はできている。バンタム級でも問題はない。まだ技術的に足りない部分はあると思うが、そこは八重樫コーチと詰めていきたい。来年も応援よろしくお願いします」。
平岡アンディ(大橋)が9試合連続KO!
IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級10位の平岡アンディ(27=大橋)は、64.5kg契約8回戦でセバスチャン・ディアス(30=メキシコ)と拳を交えた。1年ぶりのリングとなったサウスポー平岡は、右フックでダウンを先取。その後もジャブを軸にワンツー、左ボディストレート。左オーバーハンドを叩きつけて攻勢。5回、ロープに詰めて連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
「今日は65%の出来」
試合後、取材に応じた平岡は顔にも傷もなく、少し笑顔も出ていた。「9試合連続KOということだが、自分では特に気にしてはいない。今回、初めてメキシカンと戦ったが、やりにくさは感じなかった。今日は調子は良かったが、パンチもよく出たと思う。KOはどのパンチで倒したか覚えていない。今日の出来は65%位。自分は、まだ世界チャンピオンではないので、やはり100%とはいえない。リングで英語で世界チャンピオンへのメッセージを送ったのは、今夜は井上尚弥さんの4団体統一戦で、世界からも注目度が高いから。スーパーライト級は、厳しい階級なので、世界へ向けて英語でアピールした」と冷静に試合を振り返った。
ジャスティストレーナー
父親のジャスティスコーチは、「日本でスーパーライト級は、スパーの相手もなかなかいない。今回も6回しかスパーしていない。このままでは世界へ行けない。世界へ行くためには、スパーも含めて、もっともっと練習が必要だ」と、あえて厳しい言葉を投げかけた。