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[発表会見]2023.11.20

堤駿斗と比嘉大吾が大みそかに出陣!

 志成ボクシングジムは20日、都内のジムで記者会見を開き、OPBF東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗(24=志成)とWBO(世界ボクシング機構)バンタム級5位の比嘉大吾(28=志成)の次戦を発表した。

 堤と比嘉は、大みそかに大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing Fights 18」に出場。堤は、WBA(世界ボクシング協会)フェザー級15位のルイス・モンシオン・ベンチャーラ(25=ドミニカ共和国)、比嘉は、WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級9位のナワポーン・ポーチョークチャイ(32=タイ)と対戦する。

 この日は、WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)、前WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(27=志成)も出場予定。
「KOで仕留める」
 比嘉が大みそかのリングに上がるのは、2020年に行われたストロング小林佑樹(六島→引退)戦以来、3年ぶりとなる。比嘉は、フライ級時代にファン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦。6回TKO勝ちでタイトルを獲得したが、エルナンデスが王座決定戦で拳を交えたのはナワポーンだ。

 当時、対戦する可能性があったため、何度か映像を見たようで、「足を止めて打ち合うタイプなので、自分とは噛み合うと思う。最近の試合は見ていないので、これから見る」と語った。

 ナワポーンは、今年8月にWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で敗れて以来の再起戦。これまで3敗しているが、世界戦と世界挑戦者決定戦だけという強豪だ。
「世界前哨戦のつもり」
 比嘉は、今年6月に世界ランカーのシリチャイ・タイイェン(32=タイ)に4回KO勝ちし、完全復活を印象付けた。この試合を世界前哨戦と位置づけると「今回もKOでしっかりと決着をつける」と言葉に力を込めた。

 11月27日(月)から横浜市で1週間の走り込み合宿に入る。
「自ら出場を志願した」
 ベンチャーラとは当初、10月に対戦する予定だったが、計量の前日にインフルエンザに感染したため中止。仕切り直しの一戦となる。「計量日前日の昼過ぎに40℃の熱が出て、起き上がるのもきつかった」と経緯を説明すると、「自分の体調管理不足。ルイス選手に申し訳ない気持ち」と改めて対戦相手に頭を下げた。

 「悪い流れを来年に持ち込みたくなかったので、自分から出場を志願した」。
「勝って来年につなげる」
 今回は、海外でのスパーリング合宿の予定はなく、国内で調整する。堤は「ここを勝って来年につなげたい。世界上位ランカーと戦っても勝てるという内容を見せる」と意気込んだ。

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