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10月12日(木)、有明アリーナで開催される「Treasure Boxing 4」の試合の組み合わせ発表会見が28日、都内で行われた。
メインイベントは、ジョンリエル・カシメロ(33=比)と小國以載(35=角海老宝石)によるスーパーバンタム級10回戦。
セミファイナルは、OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦。王座返り咲きを果たした栗原慶太(30=一力)に同級10位のフローイラン・サルダール(34=比)が挑む。
いわゆる”B面”扱いを受けた小國だが、「ランキングもないのに試合を組んでもらえて光栄です」と感謝の気持ちを伝えた。その上で、「厳しい試合とわかってる」と切り出した小國だが、気負いはなく「ボクシングはやってみないとわからない。作戦、その日の体調や運もある。相手のことを調べて、データ分析して勝ちたい」と、野生味溢れる戦い方に定評のあるカシメロを相手に頭脳戦で対応するとした。ハーベスト社の協力で、カシメロのデータ化も進めていることを明かした。
試合当日のオープニングマッチで、WBO-APスーパーウェルター級王座防衛戦に臨む井上岳志(33=ワールドS)は、挑戦者のサエンガナン・シッサイトーン(24=タイ)との対戦に関して「下の階級から上がってきた選手だが、スピードがあって動きも滑らかだが、しっかりKOで勝ってアピールしたい」と述べると「来年は世界のランカー、そして、世界を目指したい」と抱負を語り、WBO世界暫定王者のティム・チュー(24=豪州)へのリベンジマッチにも期待を寄せた。
フローイラン・サルダール(34=比)の挑戦を受けるOPBFバンタム級王者の栗原は「前戦でルイス・ネリ(28=メキシコ)とも戦った実力者。パンチもある」と警戒心を強めたが、「前回の試合で調整の仕方を学んだ。これからの1、2年が世界へのチャンス。世界チャンピオンになりたい」と熱い気持ちを伝えた。
プロ5戦目を迎える藤田健児(29=帝拳)は、対戦相手のジョー・サンティシマ(27=比)に関して「パンチ力がある」と一目置いたが、実践練習を中心に仕上げて「しっかり仕留めて、次に進む。タイトルに絡んでいけたら」と抱負を述べた。
ここからが勝負。
サンティシマとの対戦が決まった時には、「来たかー、と思った」と苦笑いした藤田。サンティシマが前戦で対戦した堤駿斗(24=志成)とは、アマチュア時代最後の試合で対戦して敗れたという。「サンティシマに堤選手は判定で勝ったので、僕は倒してKOで勝ちたい。(チャンピオンという)肩書だけでなく、強いところを見せたい」と、闘志を燃やした。