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[試合後談話]2023.7.19

ランキング死守か? それとも奪取か?

 日本スーパーフライ級14位の比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら/26=川島)と矢野乃莉守(28=花形)が19日、後楽園ホールで開催された「アンタッチャブルファイト35」のメインイベント、バンタム級8回戦で対戦した。

 ランキングの座を守りたい比連アと奪いたい矢野が、激戦を繰り広げた。
比連崎爽晏楽(川島)が勝利
 序盤は、ジャブの差し合いで静かなスタート。3回、矢野がプレスをかけてワンツーをヒットすると、比連アは4回に右ストレートで左目上を切り裂いた。前半を折り返して五分五分の展開だった。比連アがハッキリとペースを掴んだのは6回。前に出てきた相手に対し、右ショートアッパーでグラつかせると、7〜8回も攻勢を印象付けた。
「8ラウンド戦えたことが収穫」
 接戦を制した比連崎は「あそこまで距離を潰してくると思わなかった。中盤まではポイントを取られていると思った。(6ラウンドに効かせた)右アッパーは練習していたパンチ。もっとバシッと勝たないといけないですね」と反省しながら、冷静に試合を振り返った。
「チャンピオンを目指す」
 現在、ランキング14位の比連崎は「一つひとつ勝っていき、上位に食い込みたい。先になるが、チャンピオンを目指したい」と抱負を語った。
「これを糧に這い上がる」
 一方、ランキング入りを逃した矢野は「序盤は良かったと思うが…なんで続かなかったんだろう? もう一歩、もう何pかの踏み込みが足りなかった。悔しいですね」と肩を落とした。
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