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OPBF東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(28=大橋)が11日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル102」のメインイベントに出場。挑戦者でWBA(世界ボクシング協会)同級11位、OPBF同級9位のウラン・トロハツ(30=中国)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
前日計量で「相手に1ポイントも渡さない」と、完勝宣言した桑原に注目が集まった。
前日計量で「相手に1ポイントも渡さない」と、完勝宣言した桑原に注目が集まった。
パーフェクトゲーム!
桑原がシャープなジャブから右カウンターを好打。出入りを活かしたボクシングでペースを握った。3回、桑原は右フックを叩きつけて積極的な攻撃を見せると、4回に左ボディでダウンを演出。レフェリーは10カウントを数え上げた。
「自信がついた」
見事なKO防衛を果たした桑原は「最後に決めた左ボディは、無意識に出たパンチで手応えはなかった」とフィニッシュブローを振り返り、「向かい合って圧力を感じたし、パンチが硬かった。世界ランカーに10カウントを聞かせたのは自信がついた」と納得の表情を浮かべた。
「世界戦は急がず時が来たら」
大橋秀行会長は「この内容だと、世界戦も考えないといけない」と合格点を与えると、「激しいトレーニングでパワーがついてきた。まだまだ伸びるので勝負は急がず、世界挑戦するのは確実に勝てる時にさせたい」と、今後のさらなる成長に期待を寄せた。
「パンチが届かなかった」
一方、タイトルを奪うことができなかったトロハツは「左ボディは見えていたが、効いてしまった。桑原はスピードと距離感が素晴らしくて、パンチが届かなかった」と相手の強さを認めた。