試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級3位の石田匠(31=井岡)が11日、大阪市立住吉区民センターで開催された「THE HEAT」のメインイベントで、同級4位のビクター・サンティリャン(27=ドミニカ共和国)と世界王座挑戦権を懸けて拳を交えた。
世界ランカー同士による一戦は、お互いの気持ちがぶつかり合う好ファイトとなった。WBA同級王者の井上拓真(27=大橋)に挑むのはーー。
世界ランカー同士による一戦は、お互いの気持ちがぶつかり合う好ファイトとなった。WBA同級王者の井上拓真(27=大橋)に挑むのはーー。
石田匠(井岡)が勝利!
石田が気迫あふれるファイトで、挑戦権を掴んだ。序盤は、サウスポー・サンティリャンが思い切りの良い右ボディ、右フックで積極的な攻撃。世界上位ランカーの実力を発揮した。流れが変わったのは5回から。石田が距離を潰して、右ボディアッパーを突き刺すと、サンティリャンは一気に失速。中盤も石田は豊富な手数で攻め立てた。スタミナを消耗したサンティリャンはクリンチを多用した。終盤、壮絶な打撃戦を繰り広げる中、石田が力強いパンチでジャッジに攻勢をアピールした。採点は割れたが、中盤以降、ペースを握り続けた石田が勝利した。約6年ぶりに世界への切符を手にした石田は、リング上で歓喜の涙を流した。
「チームに感謝したい」
試合後、囲み取材に応じた石田は「日本で挑戦者決定戦が開催できたのは、ジムのおかげ」とチームに感謝の気持ちを言葉にした。
「ジャブからカウンターを合わせたが、4ラウンドが終わってポイントを取れていないと。これまでの自分だったら、このままズルズルと負けていた」(石田)。セコンドの指示で打ち合いを選択した。「相手は頭が低くてがむしゃらにきたが、何が何でも勝つ気持ちで前に出た。疲れているのがわかったので、どんどん攻めた。11〜12ラウンドは前に出ないと勝てないと思い、さらに出た」と激戦を振り返った。
「ジャブからカウンターを合わせたが、4ラウンドが終わってポイントを取れていないと。これまでの自分だったら、このままズルズルと負けていた」(石田)。セコンドの指示で打ち合いを選択した。「相手は頭が低くてがむしゃらにきたが、何が何でも勝つ気持ちで前に出た。疲れているのがわかったので、どんどん攻めた。11〜12ラウンドは前に出ないと勝てないと思い、さらに出た」と激戦を振り返った。
「関西を盛り上げる」
井上への挑戦権を手にした石田。「井上選手とは噛み合うと思う。強いチャンピオンなので、すぐに練習を再開したい。ずっと世界チャンピオンになると言いながら、まだなれていない。有言実行して、自分が関西を盛り上げる」と力を込めた。
井岡一法会長は「(サンティリャンは)ボディが効いていたので、4ラウンドから前に出るように指示した。匠はよくやってくれた」と労うと、「ルール上、世界挑戦できる優先権があるので、交渉していきたい」と語った。
井岡一法会長は「(サンティリャンは)ボディが効いていたので、4ラウンドから前に出るように指示した。匠はよくやってくれた」と労うと、「ルール上、世界挑戦できる優先権があるので、交渉していきたい」と語った。
ショックのあまり答えられず
一方、初黒星を喫したサンティリャンは、ダメージとショックが大きく、何を聞いても首を横に振るばかり。代わりにマネージャーは「勝っていたのは、サンティリャンだ!」とまくし立てた。
採点表