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村上雄大(23=角海老宝石)は、昨日(9日)、後楽園ホールで日本ライト級4位の湯川成美(27=駿河男児)に判定勝ちし、日本ランキング入りを確実とした。
A級初戦、わずか5戦目でランカーを撃破した村上だが、これまで大きく取り上げられることはなかった。試合から一夜明けた10日、所属ジムに現れた村上は「ランカーになった実感はまだわかないが、勝ててホッとしている」と笑顔を見せた。
A級初戦、わずか5戦目でランカーを撃破した村上だが、これまで大きく取り上げられることはなかった。試合から一夜明けた10日、所属ジムに現れた村上は「ランカーになった実感はまだわかないが、勝ててホッとしている」と笑顔を見せた。
「ここを逃したらチャンスはないと思った」
「湯川選手は強いと聞いていたし、動画を見たら自分が苦手とするタイプで不安だったが、ここを逃したらチャンスはないと思った。佐藤直樹トレーナーと対策をしてきたことが上手くいった。最後まで集中力を切らさず戦うことができた」と試合を振り返った。
長いリーチを活かし、前の手で距離を作りながら左、ストレートで迎え撃ち、距離が近くなるとクリンチで攻撃を遮断する巧みな試合運びが光った。しかし、プレスが強い湯川を相手に、8ラウンド作戦を実行し続けるのは容易ではない。「佐藤さんとの厳しいトレーニングを積んだから勝つことができた」。
長いリーチを活かし、前の手で距離を作りながら左、ストレートで迎え撃ち、距離が近くなるとクリンチで攻撃を遮断する巧みな試合運びが光った。しかし、プレスが強い湯川を相手に、8ラウンド作戦を実行し続けるのは容易ではない。「佐藤さんとの厳しいトレーニングを積んだから勝つことができた」。
「妻の支えがあったから勝てた」
昨年11月に結婚し、今日にも第一子が誕生する。「生まれてくる娘のためにも、勝てて良かった。妻も『私も頑張る』と言ってくれた。2戦目でKO負けした時に辞めることも考えたが、妻の応援のおかげで続けることができた」と声を弾ませた。
熊本出身ボクサー
熊本県出身で、高校時代はインターハイ・ベスト8を残したが、高校を卒業すると地元の専門学校に入学し、ボクシングから離れた。しかし、「やっぱりボクシングをやりたい。中学からの夢だった」と19歳で上京し、角海老宝石ジムに入門した。
WBC世界ミニマム級暫定王者の重岡優大(26=ワタナベ)、IBF世界ミニマム級暫定王者の重岡銀次朗(23=ワタナベ)、日本バンタム級王者の堤聖也(27=角海老宝石)、日本フライ級王者の永田丈晶(25=協栄)と、熊本県出身のボクサーの活躍が目を惹く。「アマ時代から皆、オーラがすごくて、すごい練習をしていた。自分も負けていられない」と先輩たちの背中を追う。
WBC世界ミニマム級暫定王者の重岡優大(26=ワタナベ)、IBF世界ミニマム級暫定王者の重岡銀次朗(23=ワタナベ)、日本バンタム級王者の堤聖也(27=角海老宝石)、日本フライ級王者の永田丈晶(25=協栄)と、熊本県出身のボクサーの活躍が目を惹く。「アマ時代から皆、オーラがすごくて、すごい練習をしていた。自分も負けていられない」と先輩たちの背中を追う。
目指すは日本王者!
村上が日本ランキングに名を連ねることは確実だ。ライト級は、4月26日(水)に仲里周磨(26=オキナワ)が新チャンピオンに輝いた。「タイトルマッチは夢の舞台なので、チャンスが来たら掴み取りたい」とベルト奪取に目を輝かせた。