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WBC(世界ボクシング評議会)が10日、昨年12月の月間最優秀選手(Boxer of the Month)にバンタム級4団体制覇王者の井上尚弥(29=大橋)を選出した。試合直後の会見で、スーパーバンタム級への転級を明言したモンスターの今後と、4本のベルトの行方に注目が集まっている。
ロマゴン戦
優秀選手には、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との3度目の対戦を制したスーパーフライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、さらに11月26日にスーパーライト級王座に就いたレギス・プログレイス(33=米国)が選ばれた。
ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
昨年の大晦日には、WBA(世界ボクシング協会)とWBO(世界ボクシング機構)の王座決定戦が開催された東京・大田区総合体育館を訪れたエストラーダは、井岡一翔(33=志成)とジョシュア・フランコ(27=米国)の試合を生観戦し、井岡との対戦に強い興味を示した。ただ、WBOはスーパーフライ級に関して、チャンピオンの井岡と同級1位の中谷潤人(M・T)に対して、指名試合を行うよう通達しているため、今後の動きから目が離せない。