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元WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者の比嘉大吾(27=志成)が15日、後楽園ホールで開催された「LifeTimeBoxing.11 KO祭」のメインイベントに出場。バンタム級10回戦で、WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級9位のソンセン・ポーヤム(22=タイ)と対戦した。
前戦、初の判定勝ちとなった比嘉は、強打を爆発させて健在ぶりをアピールすることはできたのかーー。
前戦、初の判定勝ちとなった比嘉は、強打を爆発させて健在ぶりをアピールすることはできたのかーー。
比嘉大吾(志成)が判定勝ち
序盤から、比嘉が左のダブルのコンビネーション、右カウンターで積極的な攻撃を展開。早々にペースを握ると、右ショートアッパーから上下に打ち分け攻勢をかけた。しかし、タフネスぶりを発揮するソンセンを仕留めるまでには至らず。最後までグイグイと攻め立てた比嘉だったが、倒すことはできなかった。比嘉が判定勝ちで、再起2戦目を勝利した。
「パンチをもらわないことを意識した」
会見場に現れた比嘉は、開口一番「疲れましたね」と10ラウンド戦い切った感想を口にした。「ピンポイントでパンチが当たっていたが、相手が頑丈だった。パンチをもらわないことを意識して戦った。後半は強引に倒しに行くよう指示が出たので、多少打たれたが決定打はもらわなかった。KOはできなかったが、勝たないと次はないのでホッとしている」と試合を振り返った。その上で「悪い意味で、強引にいかなくなった」とも付け加えた。前戦に続き、KO勝ちを逃して満足とはいかないようだ。
「勝ち続けてチャンスを待つ」
「倒せるチャンスがあったら狙っていく。チャンスが来たら世界戦をしたい。とにかく、勝ち続けてチャンスを待つ」と2023年の飛躍を誓った。