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アマチュアトップ選手のプロ転向が相次ぐ中、名門日本大学ボクシング部でキャプテンを務めた鈴木稔弘(25=志成)が29日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で、プロ初戦のための前日計量を終えた。
怪我の影響などで、3年のブランクを余儀なくされたライト級期待の新鋭は、プロ初戦で、6戦4勝(3KO)2敗(1KO)と戦歴は浅いもののKO率の高い、ポーンセップ・ワドンガム(タイ)と対戦する。
鈴木稔弘(25=志成)61.0kg
この日、対戦相手と計量会場で顔を合わせた鈴木は、61.0kgで計量を笑顔でクリアすると「相手は意外と体が大きかった。しっかり体を作ってきていた」と印象を口にした。それでも、「速攻で行きたいと思います」と、格の違いを見せつけることを誓った。
藤原俊志トレーナー
鈴木と二人三脚でプロデビューをサポートしてきた藤原俊志トレーナーも「映像で見たよりも(ポーンセップは)骨太だった。ただ、アゴは細かったので、そこが狙い目かな」と分析した。それでも、手塩にかけた愛弟子のデビュー戦とあって、「いつもとは違う緊張感がありますね。500戦以上戦ってきたけど、メインセコンドとして入るし、やっぱり、いつもとは違いますね」と程よい緊張感を楽しんでいた。
ポーンセップ・ワドンガム(タイ)60.5kg
60.5kgで計量を終えたポーンセップは、「日本で戦うのは初めてだが、ベストを尽くして、練習してきたことを出し切る。応援よろしくお願いします」と、笑顔で取材に応えた。
計量会場
ボクシング関係者も注目する、鈴木のデビュー戦は、ライト級6回戦で行われる。