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前日本バンタム級王者の澤田京介(34=JB SPORTS)が17日、自身のSNSで現役引退を発表した。
アマチュア85戦61勝(25RSC)25敗を経て、2013年4月にデビューした澤田は、今年2月に日本バンタム級タイトルを獲得。度重なるアクシデントで長らく王座不在が続いた「呪われたバンタム」に、終止符を打った。
今年6月に堤聖也(26=角海老宝石)に8回TKO負けし、初防衛に失敗。これがラストファイトとなった。電話取材に応じた澤田は「諦めずに続けて良かった」とこれまでを振り返った。
アマチュア85戦61勝(25RSC)25敗を経て、2013年4月にデビューした澤田は、今年2月に日本バンタム級タイトルを獲得。度重なるアクシデントで長らく王座不在が続いた「呪われたバンタム」に、終止符を打った。
今年6月に堤聖也(26=角海老宝石)に8回TKO負けし、初防衛に失敗。これがラストファイトとなった。電話取材に応じた澤田は「諦めずに続けて良かった」とこれまでを振り返った。
今年2月にタイトルを獲得
「右目の状態が思わしくなく、下を向くと物が二重に見える。志半ばだが…」とグローブを吊した理由を話した。
「(ベルトを)獲るのとそうでないのとでは、大きく違う。一度でもチャンピオンになることができて良かった」。2019年10月の最強挑戦者決定戦で、指名挑戦権を獲得したものの、コロナ禍による何度もの延期。昨年7月の王座決定戦での負傷ドロー、相手の棄権による試合中止と紆余曲折があった。そして、今年2月に2度目の挑戦でようやくベルトを巻いた。
試合後、「やっと自分の手にベルトが来た。信じられない気持ち」と感無量の表情を見せていたのを覚えている。
「(ベルトを)獲るのとそうでないのとでは、大きく違う。一度でもチャンピオンになることができて良かった」。2019年10月の最強挑戦者決定戦で、指名挑戦権を獲得したものの、コロナ禍による何度もの延期。昨年7月の王座決定戦での負傷ドロー、相手の棄権による試合中止と紆余曲折があった。そして、今年2月に2度目の挑戦でようやくベルトを巻いた。
試合後、「やっと自分の手にベルトが来た。信じられない気持ち」と感無量の表情を見せていたのを覚えている。
「これからのバンタム級に期待したい」
「自分は、完全にはバンタム級を動かすことはできなかったが、今後に期待している」。10月20日(木)に後楽園ホールで行われる、王者の堤聖也(角海老宝石)対同級6位の大嶋剣心(帝拳)戦に期待した。
2018年5月の臼井欽士郎戦
「どの試合も印象深いが、あえて言うなら」と、2018年5月に行われた臼井欽士郎(横浜光→引退)との一戦をベストバウトに挙げた。「当時、自分は下位ランカーで、なかなかランキングが上がらなかったが、1階級上の格上の臼井選手に挑戦して勝つことができた。あの試合で自信につながった」。
「続けて来て良かった」
「アマからプロに転向して、この年齢まで続けていけるとは思わなかった。諦めずに続けてきて良かった」。デビュー戦は、鈴木悠介(元日本バンタム級王者/八王子中屋→三迫→引退)、2戦目で勅使河原弘晶(前OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者/輪島功一スポーツ→三迫→引退)に敗れたが、そこから引き分けを挟んで破竹の15連勝で、日本の頂点に上り詰めた。「連敗した自分を見捨てることなく、ここまで育ててくれた」と、所属ジムに感謝の気持ちを言葉にした。
「これからの人生の方が長いので、今はしっかりと目を治すこと」と今後については未定とした。
「これからの人生の方が長いので、今はしっかりと目を治すこと」と今後については未定とした。
生涯戦績:20戦15勝(6KO)3敗2分
最初に取材したのは、日本王座挑戦者決定戦の前で、これまでに合計6回インタビューした。「試合前に何度も足を運んでいただき、本当にありがとうございました」。筆者とは同じ北海道出身ということで、地元トークで盛り上がった。
凱旋防衛戦の夢は叶わなかったが、「ずっと(日本タイトルに)片思いしている」と話していたベルトを手にすることができた。これからの澤田の人生に幸あれ。本当におつかれさまでした。
凱旋防衛戦の夢は叶わなかったが、「ずっと(日本タイトルに)片思いしている」と話していたベルトを手にすることができた。これからの澤田の人生に幸あれ。本当におつかれさまでした。