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日本バンタム級タイトルマッチ、王者の澤田京介(34=JBSPORTS)対同級1位の堤聖也(26=角海老宝石)の一戦が23日、後楽園ホールで開催された「DANGAN251」のメインイベントとして行われた。
今年2月、長らく王座不在だった日本バンタム級王座に就いた澤田が、初防衛に成功したのか? それとも待ち続けた挑戦者・堤がベルトを奪ったのか? 注目の一戦の結末はーー。
試合後の選手のコメントと、観戦に来ていたトップ選手の感想を届ける。
今年2月、長らく王座不在だった日本バンタム級王座に就いた澤田が、初防衛に成功したのか? それとも待ち続けた挑戦者・堤がベルトを奪ったのか? 注目の一戦の結末はーー。
試合後の選手のコメントと、観戦に来ていたトップ選手の感想を届ける。
堤聖也(角海老宝石)が新王者!
初回は、静かな立ち上がりとなったが、堤は2回に左フックでダウンを演出。ダメージが残る澤田に襲いかかると、ボディにパンチを集めて一気にペースを握った。その後もパンチが交錯する中、堤が打ち終わりにパンチを合わせて攻勢。前半終了時の公開採点は、3者ともに堤がリード。逆転を狙う澤田はパンチを返すが、堤はボディ攻撃から連打でダメージを与えると、8回に右ストレートから畳み掛け、レフェリーストップに持ち込んだ。
「ベルトは格好いいですね」
会見場に現れた堤は、大勢のメディアに囲まれて「夢にまで見た景色」とボソッと呟くと、伝統の日本バンタム級ベルトを肩に掛けて「格好いいですね」と笑顔を見せた。堤は、これまでアマチュア時代を含めて一度も日本一になったことがなく、初めて頂点に立った。
初めての日本一
タイトル初挑戦で見事なパフォーマンスを見せた。「ダウンを奪ったフックは練習していたパンチで、自然と出たもの。相手にパンチを出させて返した。焦らず戦うことができた。しかし、5ラウンド以降は倒し返されると思い怖かった。8ラウンド開始前にセコンドに『倒してきます』と言って仕留めることができた」と冷静に試合を振り返った。
初めての日本一
タイトル初挑戦で見事なパフォーマンスを見せた。「ダウンを奪ったフックは練習していたパンチで、自然と出たもの。相手にパンチを出させて返した。焦らず戦うことができた。しかし、5ラウンド以降は倒し返されると思い怖かった。8ラウンド開始前にセコンドに『倒してきます』と言って仕留めることができた」と冷静に試合を振り返った。
「自分の力はこんなものではない」
しかし、まだまだ満足はしていない。「ダウンを奪ったフックを警戒されて、仕留め切ることができなかった。今回の実力は2〜3割。これでは世界(レベル)とは言えない」。
会見に同席した石原雄太トレーナーも「井岡選手、小國選手、拳四朗選手、比嘉選手といった、上のレベルの選手とスパーリングをしてきた。スパーリングの方が強い。実力はこんなものではない」と、堤のさらなる進化に期待を寄せた。
「井上拓真選手と戦いたい」
澤田を撃破し世界ランキング入りも見えてきた。堤は「自分は、次の世代の選手。井上尚弥選手と戦うのは想像がつかない」と語ったが、「高校時代に負けていて、プロになったきっかけの一人の選手。バンタム級でなら戦いたい」と、同い年で日本・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の井上拓真(大橋)との対戦を希望した。
会見に同席した石原雄太トレーナーも「井岡選手、小國選手、拳四朗選手、比嘉選手といった、上のレベルの選手とスパーリングをしてきた。スパーリングの方が強い。実力はこんなものではない」と、堤のさらなる進化に期待を寄せた。
「井上拓真選手と戦いたい」
澤田を撃破し世界ランキング入りも見えてきた。堤は「自分は、次の世代の選手。井上尚弥選手と戦うのは想像がつかない」と語ったが、「高校時代に負けていて、プロになったきっかけの一人の選手。バンタム級でなら戦いたい」と、同い年で日本・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の井上拓真(大橋)との対戦を希望した。
採点表