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新型コロナウィルス感染拡大防止のため、3月から興行がストップしていたが、7月から感染予防対策案と安全対策を徹底して再開の動きを見せている。OPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(27=一力)は、試合が決まっていないが「こういう時期だからこそやれることがある」とボクシングに貪欲だ。14日に電話取材すると明るい声で現状を語った。
一日のスケジュール
現在、ジムは休館しており、プロ選手数名のみが時間差で練習している状況で、実戦練習は行っていないという。実戦練習が不足しているが「スパーリングができないのは皆同じなので、ここで無理をしても仕方がない。追い込み過ぎて免疫力を落としても良くないので技術練習や、ディフェンス力を磨いている」と前向きに捉えている。
映像を見て学ぶ
以前より試合映像を見るようになった栗原は先日、井上尚弥(大橋)vsエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦のスロー映像を見て感心したという。「詳しくは言えないが、井上選手はパンチを当てるためにこういう動きをする、ずる賢さみたいな上手さが見えて、これをやられてしまうとさらにヤバいなと思った」と言いながらも収穫を感じているようだった。
家族との時間を大切に
勤務するスポーツジムは4月上旬から休業中で、コンビを組む沼田康司トレーナーの紹介で造園業の仕事を週3ペースでしている。さらに7歳と1歳の娘と家で過ごす時間が増えて、遊びながらトレーニングの手伝いもしてもらうことでコミュニケーションを図っている。
世界への道が見えてきた
栗原は、チャンピオンに就いてから1年8ヶ月が経ち、IBF世界バンタム級5位につけている。「以前より明確にどのようにしたら世界に近づけるのかを考えるようになった。バンタム級で世界王者になるために準備している」と、今後の目標をしっかり見据えているようだ。