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3階級制覇王者で現WBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)が22日、横浜スタジアムで行われたプロ野球、横浜DeNAベイスターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の始球式を務めた。
ボールはノーバンでミットに
開始直前まで小雨がちらつく生憎の空模様だったが、スターティングメンバーの発表時には雨が止み、晴れ間が見えるなか井上の名がコールされると球場全体からどよめきが起こった。世界を獲得した6戦目にちなんでつけられた背番号6のユニフォームを着て颯爽とマウンドに立った井上は、大きく振りかぶるとボールはインハイながらノーバンでキャッチャーミットに収まった。
始球式は2度目、緊張したが楽しかった
始球式後の囲み取材に応じた井上は、「ど真ん中を狙っていた。練習ではいい球が入っていたがやはり本番は違う。もう少し良いコースに投げたかった」とコメント。ボクシングでは本番に強い井上も、さすがに野球は勝手が違うといったところだが、緊張感があって楽しめたと笑顔を見せた。
今度は七夕にスターターを務める
この日、井上が着用したユニフォームは、来月6日と7日に横浜で開催される夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT RUN 2019」で参加者が着るユニフォームと同じもの。このイベントのアンバサダーに就任した井上は、7日のスターターを務める。5階級制覇王者ノニト・ドネア(比/米)とのWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)決勝を控え、これから本格練習に突入する井上だが、日本を代表するアスリートとしてまだまだ忙しい日々が続きそうだ。