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これまで男子3人女子1人の世界チャンピオンを輩出した、大橋秀行会長率いる大橋ボクシングジムの後援会が設立25年目にして発足。5日、横浜市内のホテルで開かれた記念祝賀会には約500人の支援者が集まり、ジムからは世界3階級制覇王者の井上尚弥と八重樫東をはじめとする現役選手に加え、大橋ジム初の世界王者、元WBC世界スーパーフライ級王者の川嶋勝重氏が顔を揃えた。
大橋会長夫妻に後援会長から花束
後援会発足にあたり大橋会長は、「日本には5人の3階級制覇王者がいますが、その内の2人が井上と八重樫。これは自慢です」と胸を張り、「ボクシング未経験から世界王者になった川嶋の背中を見て八重樫が、八重樫を見て尚弥が育った大橋ジムには、エリートにありがちなひ弱さはない。このような大きな後援会ができたことで、これからの大橋ジムはもっと強くなり、世界王者を量産します」と約束した。
大橋ジムを世界一のジムにする!
また、先月25日にWBA世界バンタム級正規王者のジェイミー・マクドネル(英)を初回TKOで破り、日本最速で世界3階級制覇を達成した井上は、これまで獲得したWBCライトフライ、WBOスーパーフライと3本のベルトを披露。選手代表として挨拶に立ち、支援に感謝するとともに、ジム一丸となっての飛躍を誓った。
強力なバックアップ体制を得た大橋ジム
井上はすでに今秋開幕予定のクラス最強を決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」への参加を表明し、大会に向け来週には早くもスパーリングを再開する。「出るからには必ず優勝する」と抱負を語った井上は、司会者から高額賞金の使い道を問われると「ジムにクールダウン用のプールがほしい」と返し、会場を笑いに包んだ。
WBSS出場者は6月中に決定する見込み