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3階級制覇王者で現IBF世界ライトフライ級正規チャンピオン八重樫東(33=大橋)の防衛戦が正式決定! 2日に横浜市内の所属ジムで会見が行われ、八重樫は30日の東京・有明コロシアムでIBF世界ミニマム級8位サマートレック・ゴーキャットジム(31=タイ※試合時32)を迎えV2戦を行うことが発表された。※試合の模様は当日午後6時からフジテレビ系列で全国中継される。
試合で鼻を腫らしたメリンド
当初は先月26日の暫定王座決定戦に勝利したミラン・メリンド(比)と統一戦が行われる予定だったが、メリンドが試合後の顔の腫れを理由に挑戦を辞退。大橋陣営は急遽、新たな挑戦者を探し、2年前に井上尚弥(23=大橋)が保持していたWBC世界ライトフライ級王座に挑んだサマートレックを抜擢し、IBFもこれを正式な防衛戦と承認した。なお、この試合の勝者は90日以内にメリンドとの統一戦が義務付けられている。
決まるまで気が休まらなかったと大橋会長
井上拓真(20)が練習中の怪我でWBO世界バンタム級王座戦を欠場し、テレビ的にも八重樫まで穴を開けることはできず、最悪、王座剥奪のノンタイトル戦も覚悟していたという大橋秀行会長は「今朝ようやく決まった」と安堵。1ヵ月前と短い日程での挑戦を受けてくれたサマートレックに敬意を表し、「タフなファイターなので八重樫とは見応えのある打ち合いになるはず。双方怪我なくベストコンディションでリングに上がってほしい」と願った。
松本トレーナーもベテランらしく仕上げてくれると期待
対戦相手が決まらない中で調整を続けてきた八重樫は、「アマチュア時代にはよくあった。1ヵ月前に決まれば良いほう」と前向きに捉え、井上に11回TKO負けした挑戦者について問われると「尚弥戦は鵜呑みにせず他の映像も見て研究し、これからの練習も怪我なく最善を尽くしたい。試合当日は妻の誕生日なので良い日にします」と答えた。
一通りの練習で汗を流した
心配される左肩の痛みもフィジカルトレーニングで肩周りを強化することによって問題なし。この日の練習では松本好二トレーナーのミットをめがけ、強烈な右からキレのある左を打ち込んでいた。今後はスパーリング中心の練習で仕上げていくという八重樫は、「崖っぷちなので一生懸命頑張るだけ」としつつも、今回のテーマとして「安定感のあるパフォーマンス」を上げ、防衛に自信を示した。
しっかりと準備します