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[発表会見]2016.7.4

田口良一vs宮崎亮!!

 WBA世界ライトフライ級王者の田口良一(29=ワタナベ)の4度目の防衛戦が8月31日(水)、東京・大田区総合体育館で元WBA世界ミニマム級王者で同級1位の宮崎亮(27=井岡)を迎えての指名試合となることが正式に決まった。
 4日、東京・五反田のワタナベジムで発表会見が開かれ、試合は同門のWBA世界スーパーフライ級王者、河野公平(35)とのダブル世界として開催され、当日テレビ東京系列でゴールデンタイムに全国中継されることが発表された。
発表会見には井岡陣営も参加
 会見には挑戦者陣営も姿を現し、宮崎は井岡一法会長と会見の席についた。田口は13年8月の井上尚弥(大橋)との日本同級王座戦以来、宮崎は遡ること10年10月の戎岡淳一(明石)との東洋太平洋ライトフライ級王座戦以来の日本人対決。さらに意識しあっていた者同士とあって、互いに目を合わせることはなかったが言葉の端々に相手への闘志が感じられた。
年間最高試合にしたいと一法会長
 特に宮崎は13年12月にWBA世界ミニマム級王座返上後、約2年半ぶりの世界戦。しかも減量に苦しんだミニマム級からここがベスト、心地良いと口にするほど自分に合ったライトフライ級での挑戦だ。チャンスをくれた一法会長には感謝の言葉しかないと話し、その気持ちをリングで見せて最高の試合にすると意気込んだ。
早くも火花?
 生き生きとした宮崎はさらに「こんなにドキドキするなんて本当に久しぶり。毎日が楽しく充実している。2階級制覇はオマケですよ。僕が勝ったらベルトをもらうことになるので、田口選手には以前からほしいと聞いていたグランドピアノをプレゼントします」と言葉滑らかに挑発。これに対して田口は「ピアノは自分で買います…」と押され気味だったが、「お互いに打ち合いが好きなのでKOのチャンスはある。狙いにいく」と返し、王者のプライドを示した。
と思いきや笑ってしまった
 会見の主役をさらった宮崎は、終了後も「打ち合いなら受けてたちますよ。もちろんチャンピオンはリスペクトするが、プロのキャリアは同じぐらいでも、アマチュアと路上も含めれば僕の方が勝っている(笑)。ボクシングのレベルも引き出しの多さも僕の方が上でしょう」と饒舌さに拍車をかけた。また、田口とは12cmの身長差だが「高い相手のほうがやりやすいので田口選手ぐらいが丁度いい」と意に介さず、「今年はプロ10年の節目。スパッと勝ってチャンピオンになります」と高らかに王座奪取を宣言した。

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