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WBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王者の晝田瑞希(27=三迫)が12日、後楽園ホールで開催された「NTT ドコモ Presents Lemino BOXING フェニックスバトル109」のセミファイナルにおいて、パク・ヒジョン(38=韓国)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。
V2達成!
初回から積極的に仕掛けた晝田が、テンポよく左ストレートを打ち込んで、足を使ってさばこうとするパクを追い込むと、最後はロープに詰めてレフェリーストップ。晝田が完勝して防衛回数を2とした。
初回から攻めた晝田瑞希!
満面の笑みを浮かべて控え室に戻った晝田は「スタミナも大丈夫だと思ってたので、倒したかったし、 2分しかないので、初めから行ってしまった。相手がもっと来ると思ってた」と笑顔でKO勝利を振り返った。
今回の挑戦者のパクに関して「怯んでる感じがしなくて、打たれ強い。負けはないと思っていたけど、強かったです」と印象を述べた。
6R 1分 45秒 TKO
チームへの感謝を繰り返したV2チャンピオンは「加藤(健太)さんの指導法は、すごい。選手への想い。細かい教え方。信頼できるトレーナー。世界のトップのトレーナーだということを証明したい。勝つことが恩返しになると思う」。試合を決めた中盤、「倒れる気配なかったけど、加藤さんの言葉を信じてよかった。三迫会長の『ボディ』という声も聞こえた」と振り返り、普段は試さないボディからの組み立てにも自信を深めた。
チーム晝田瑞希(三迫)
囲み取材に同席した加藤健太トレーナーは「相手がだいぶ疲れて、逃げの一手になっていたので、5、6ラウンドは、(晝田が)アメリカ(合宿)でやられて嫌だったことをやろう」と鼓舞していた。
今後の目標に話が及ぶと、晝田は「アメリカで試合がしたいです」とキッパリ。その理由に、日本人女子ボクサーのレベルが高いことを挙げた。「日本人として、世界で活躍したい。アメリカで試合がしたい」と、目を輝かせた。
隣の席で話を聞いていた三迫貴志会長も「アメリカだけではなく、ヨーロッパもある。デンマークにも強い統一王者がいる」と、海外で試合を望む晝田の気持ちに応えた。
パク・ビジョン(韓国)
試合を終えて控え室に戻ったパク選手は「勝てなくて残念でした。体格の差が出ましたが、晝田選手は強かったです。応援ありがとうございました」と晝田を称えた。