デイビスvsマーティンWBAライト級戦

　WBA世界ライト級正規王者ジャーボンテ・デイビス(29=米)が15日(日本時間16日)、米国・ラスベガスのMGMグランドで、同会場でのボクシング興行100回記念のメインにおいて、同級2位のフランク・マーティン(29=米)を挑戦者に迎え、5度目の防衛戦を行った。

　注目のサウスポー対決の初回、プレッシャーをかけるデイビスに対して、マーティンも鋭い左ストレートを上下に放った。その後も、デイビスがロープに詰めて上下に左ストレート、外してアッパーを打ち込めば、マーティンも左カウンターを出すなど、緊張感のある立ち上がりを見せた。

　中盤もデイビスは圧力をかけると、左を伸ばして攻勢に出た。マーティンもさらにリングを使ってカウンターを狙う、ペースの奪い合いをつづけた。7回に入ると、強引な左で流れを奪ったデイビスは8回、コーナーに詰めて左を強烈に打ち込むと、左アッパーを効かせ、返す左で激しく倒した。マーティンは立ち上がろうとするも、カウントアウト。デイビスが8回1分29秒KO勝利で、5度目の防衛に成功した。