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WBO世界バンタム級チャンピオンの武居由樹(28=大橋)に挑戦するユッタポン・トンディー(31=タイ)が22日、羽田空港到着便で来日した。
全勝対決で注目を集めているこの試合は、5月28日(水)に横浜BUNTAIで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING 」のメインイベントとして行われる。

リラックスした様子で空港取材にも快く応じたユッタポンは、アマチュア時代にタイのナショナルチームの一員として、日本代表チームとの合同練習のため5年ほど前に来日して以来、日本を訪れるのは、今回が3度目とあって、「日本で世界戦ができることを嬉しく思っている。日本の食事も楽しみだよ」と、笑顔を見せ、日本のスタッフの手厚いサポートにも感謝した。
今回はマネージャーのタウィーシン・ラオスワンワット氏とトレーナーで、日本でも現役時代試合をしたことがあるというティッパサーン・シートーン氏が来日に同行してきたため、アウェイ戦のネガティブな印象はなく、和やかな雰囲気のチームなのが伝わってきた。
ちなみに、6月19日(木)に東京・大田区総合体育館で、世界初挑戦を迎えるタノンサック・シムシー(24=タイ)とは、以前から親しく、スパーリングもしてきたとのこと。

アマチュアボクシングのタイ国際チームに誘われるまで、ムエタイファイターとして、9歳から21歳まで活躍し、ラジャダムのチャンピオンになるなど、根っからのファイターで、幼い頃は、「反対する父親に隠れて、ムエタイの練習をしていた」と、同行してきたチームの仲間たちと笑いながら話してくれた。
プロボクシングの戦績は15戦全勝だが、タイ以外の国で試合をした経験がないが、「海外で練習をしたこともあるが、世界戦なので少し緊張もしてるよ」と、自然体で心の内を明かした。

武居の怪我の影響で、試合が延期となったため、試合間隔が空いたことには、「練習ができたのでプラスになった。ベストを尽くすだけ」と、意に介せず。
試合に関しては、対策や武居の印象を語るよりも「試合を見て欲しい」と、話すに留めたが、「パワーはどの選手もあると思うが、ボクシングIQ、頭を使うことが大事。そして、気持ちの面が重要」と、語ると「どっちがKOするかという試合」と切り出すと、KOを狙うかについては「もちろんです」と、キッパリと答えた。