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日本人初の世界5階級制覇を目指し、バンタム級初戦に臨む井岡一翔(36=志成)が30日、都内のホテルで前日計量に出席し、対戦相手のマイケル・オールドスゴイティ(24=ベネズエラ)と顔を合わせた。
この一戦はWBA世界バンタム級挑戦者決定戦として、大晦日に東京・大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing Fights 30」のメインイベントで行われる。なお、井岡の試合をLeminoが初めて配信する。

計量を53.5kgでクリアした井岡は、「仕上がっています。初めてのバンタム級戦に備えて、トレーニングや調整の仕方、成長をまとめて考えながらやってきた。リカバリーして、やり切りたい」と語り、5階級制覇に向けて着実に動き始めた。
これまでボクシングの技術面の練習や感性を磨き上げてきた井岡は、筋力については最低限にとどめてきたが、今回はフィジカルトレーニングにも着手。ただし、単純な筋力アップによるパワー強化を目的としたものではなく、パワーアップした体を使ってパンチを放つ際の出力の仕方を体に染み込ませてきた。
力の出し方を学んだという井岡は、「頭と体を連動させないと使えない。井上尚弥選手がアップしているのを見ても、以前は『こんなアップの仕方もあるんだ』と思っていたけど、今は『こういうパワーを出すためのウォーミングアップをやっているんだな』と思うようになった」と話し、ウォーミングアップ一つを取っても、そのバックグラウンドにある理由が理解できるようになったと自身の成長を実感。「まだまだ伸び代がある」と、楽しみが増えた様子で目を輝かせた。

一方、53.3kgで計量をクリアしたオールドスゴイティは、「井岡選手は勇敢で技術力があるボクサーだが、バンタム級には私がいる。明日、バンタム級は、彼の階級ではないことを知ることになる」と、階級の差を見せつけることに自信を示した。
会見に同席したホセ・グスタボ・トレーナーは、「カラカスで2ヶ月半、パワフルなトレーニングができた。しっかり戦って勝利者コールを受けたい」と、マイケルの仕上がりに太鼓判を押した。

■予備検診結果
▼WBA世界バンタム級挑戦者決定戦
▼井岡一翔(36=志成)
▼体温 : 36.7 ℃
▼脈拍 : 136 /min
▼血圧 : 124/106 mm/hg
▼体重 : 53.5kg
▼マイケル・オールドスゴイティ(24=ベネズエラ)
▼体温 : 35.5℃
▼脈拍 : 59/min
▼血圧 : 132/106mm/hg
▼体重 : 53.3kg

イスマエル・サラストレーナーは、「井岡とは15年以上コンビを組んできた。素晴らしいと評価をしているし、節制もしている。118lbの選手とスパーをしてきた。5階級制覇して歴史を作らせたい」と、井岡一翔の新たな挑戦を後押しした。

■試合オフィシャル
▼レフェリー
・田中浩二(日本)
▼ジャッジ
・中村勝彦(日本)
・池原信遂(日本)
・杉山利夫(日本)
▼立会人
・ホセ・ゴメス(パナマ)






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