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12月14日(火)に東京・両国国技館でWBAスーパー・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)に挑戦するIBF世界同級5位アラン・ディパエン(30=タイ)は11月28日に来日後、神奈川県内で新型コロナウイルス対策の隔離空間「バブル」の中で調整を続けている。
代表インタビューでは「新型コロナウイルス感染が心配でもあり、ホテル内の練習の方がいろんな面で安心」と話したディパエンは、「減量も問題はないし、コンディションもバッチリですよ」と大舞台に向けて、調整が順調に進んでいることをアピールした。
隔離中のため、普段の食事はほぼ弁当とのことだが、「全部美味しい」と日本の味に舌はあったようた。ラーメンとサーモンの刺身が好物という情報も入ってきた。
「テクニック、スピード、パンチ、すべてを備えるボクサーだと思っている」。日本が誇る”モンスター”井上の印象を述べると「井上尚弥はすべてが危険。すべてに警戒します」と統一チャンピオンの完成度の高さに舌を巻いた。
調整順調!
井上よりも自身の方が優る点を尋ねられると「それは、リングの中の僕をみれば、それがわかるはずです」と199ラウンド消化したというスパーリングで対策を練ってきたことを伝えた。「井上が怖かったら日本に来ていないし、絶対に勝てると思っているから日本に来たんだ」。来日時、井上をKOすると宣言したのは、ハッタリではない。13歳でボクシングを始め、今はジムで7人のボクサーたちと一緒に共同生活している。タイ人ファイターらしく、ムエタイのリングでも60戦50勝10敗の戦績を残している。