[ショートインタビュー]2025.5.13
駿河男児ジムの秘密兵器! 世界ランカーのマーク・ビセレスに注目

IBF(国際ボクシング連盟)フライ級13位のフィリピン人ボクサー、マーク・ビセレス(29=駿河男児)は、5月18日(日)に静岡・ふじさんめっせで開催される「ふじのくに PROFESSIONAL BOXING7」フライ級8回戦で、シャン・リー(26=中国)と対戦する。
昨年6月の試合を最後に引退を決めたビセレスは、フェイスブックで駿河男児ジムがトレーナーを募集しているのを知り、自ら前島正晃会長とコンタクトを取り、今年1月にトレーナーとして来日。しかし、ジムで活動するうちにボクシングへの情熱が再燃して、再びリングに上がる決意を固めた。
ビセレスは、フィリピンのオメガジムで約10年間活動していたが、海外でのチャンスに恵まれず、「働いた方が自分のためになる」と引退を決意。「元々、日本に行ってみたかったし、挑戦してみたかった」と、トレーナーとして駿河男児ジムにやってきた。「東京と大阪しか知らなかったが、フィリピンでも知られている日本一の富士山を見られて嬉しい」と、充実した毎日を送っていたようだ。
最初はトレーナーとして来日
毎日、トレーナーとして選手や一般会員を指導する中、「ボクシングが恋しくなった。マスボクシングの相手を務めている時に会長が見ていたらしく、『まだ29歳なんだから、選手として戦えるのではないか』とボクサーとして誘いを受けた。これは僕にとってセカンドチャンスだ」と現役復帰を決めた。
4人兄弟の長男であるビセレスは、「裕福な家庭ではなかったので、自分が稼いで家族に楽になってほしい」と8歳でボクシングを始めると、アマチュアで60戦をこなし、19歳でオメガジムに入門した。ストロングポイントは、カウンターとアッパーで、キレ味鋭いパンチが目を惹く。
「自分は、世界チャンピオンになることしか考えていない。会長を見て、日本人はこんなに働くんだと驚いた。僕のことを信用してくれて、優しく接してくれた尊敬する会長のためにも、世界のベルトを奪いにいく」と、チャンスを作るため奔走した前島会長に、形で恩返しするつもりだ。
前島会長は、「マークは、毎月の給料も手元にはほとんど残さず、フィリピンに仕送りしているなど、とにかくハングリー。ボクサーとして、めちゃくちゃ体幹が強い。さすが、世界ランカーと思う点がいくつもある。マークが入ったことで、他の選手にもいい刺激を与えている」と、ジム活性化に期待を寄せた。
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