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世界2階級制覇王者で、WBC(世界ボクシング評議会)ライト級1位のシャクール・スティーブンソン(26=米)が、ラスベガス初のF1グランプリ前夜祭に登場。16日(日本時間17日)、Tモバイル・アリーナで同級6位のエドウィン・デロ・サントス(24=ドミニカ共和国)を相手に、WBC世界ライト級王座決定戦で、世界3階級制覇に臨んだ。
スティーブンソンが判定で3階級制覇
技術のスティーブンソンと強打のサントスによるサウスポー対決となった王座決定戦は、アタックゾーンぎりぎりを踏み越えず、パンチの交換という意味では、アクションの少ないスタート。中盤に入っても互いに距離の取り合いとなり、緊張感とスピード感は伝わってきたものの、手数はセーブする展開のまま終盤に入った。フェイントの数に比べて、圧倒的にパンチの数が足りない中でも、スティーブンソンが入り際にカウンターを合わせて、わずかに優位なラウンドを作っていった。最終回にようやくサントスもアタックして、ボディにパンチを当てるも試合終了のゴング。3-0(115-113、116-112×2)で、スティーブンソンが不本意な内容ながら3階級制覇を達成した。
高度な神経戦を制したシャクール
世界スーパーバンタム級2冠王者の井上尚弥(30=大橋)に対して、対戦を呼びかけたスティーブンソンが、ライト級戦線のトップに躍り出るための第一歩を踏み出した。