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日本ライトフライ級王者の大内淳雅(おおうち・としまさ/38=姫路木下)と同級1位の川満俊輝(28=三迫)が17日、神戸ポートピアホテルで開催された「第9回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」で、ベルトを懸けて激戦を繰り広げた。
ベテラン王者の大内が初防衛を果たしたのか? それとも、2度目の挑戦の川満が戴冠したのかーー。
ベテラン王者の大内が初防衛を果たしたのか? それとも、2度目の挑戦の川満が戴冠したのかーー。
川満俊輝(三迫)がKO奪取!
川満がプレスをかけて、左ボディを叩き先制攻撃。対する大内は、キレ味鋭い右カウンターを好打。初回から緊張感あふれる攻防を繰り広げた。2回、川満は右クロスをジャストミート。痛烈なダウンを奪うと、ロープに詰めて怒涛の連打で、レフェリーストップに持ち込んだ。
「実感が湧かない」
ベルト奪取に成功した川満は、リング上で号泣。控室に戻ってきても、涙が止まることはなかった。「練習してきた右がドンピシャで当たった。効いているのがわかったので、なりふり構わず仕留めにいった。試合前に会長から『チャンスが来たら、一気にいけ』と言われたのを思い出した。こうしてベルトを手にしたが、まだ実感が湧かない」と喜びに浸った。
練習していた右が自然と出た
三迫貴志会長は「チャンピオンになった選手は、相手が怯んだら躊躇せずに攻めていた。小原(小原佳太)や吉野(吉野修一郎)がそうだった。誰よりもよく練習している選手。努力を続けている選手がチャンピオンになってうれしい」と褒めたたえた。
横井龍一トレーナーは「下(ボディ)から上(顔面)のコンビネーションは、今日のためだけではなく、何年も練習してきた。今日の試合でそれが出た」と語った。
練習していた右が自然と出た
三迫貴志会長は「チャンピオンになった選手は、相手が怯んだら躊躇せずに攻めていた。小原(小原佳太)や吉野(吉野修一郎)がそうだった。誰よりもよく練習している選手。努力を続けている選手がチャンピオンになってうれしい」と褒めたたえた。
横井龍一トレーナーは「下(ボディ)から上(顔面)のコンビネーションは、今日のためだけではなく、何年も練習してきた。今日の試合でそれが出た」と語った。
「強いチャンピオンになる」
次戦は、チャンピオンカーニバルで、同級3位の安藤教祐(あんどう・こうすけ/31=KG大和)を迎え撃つ。川満は「相手は強い覚悟で臨んでくるので、自分はもっと強い覚悟で迎え撃つ。心が強いチャンピオンになりたい」と抱負を語った。
川満と安藤は、2021年1月に対戦し、川満が初回KO勝ちしている。
川満と安藤は、2021年1月に対戦し、川満が初回KO勝ちしている。
「右を狙われていた」
一方、初防衛に失敗した大内は「引き際に狙われたパンチ。川満選手はパンチが硬くて強かった」と、しっかりとした口調で試合を振り返った。
安藤教祐(KG大和)
この試合を観戦した同級3位の安藤は「初回が終わった時点では、どっちが勝ってもおかしくないなと思いましたが、川満選手の序盤から打っていたボディが上手く入っていたので、それが2ラウンドの右フックの伏線になりましたね。やはり、川満選手は強いなと思いました! リベンジも兼ねてベルト奪取できるので、めちゃくちゃ燃えています! 必ず勝ちます!」と感想を語った。