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10月13日(日) 14日(月・祝)の2日連続で、東京・有明アリーナで開催される「Prime Video Boxing 10」記念大会の合同記者会見が11日、都内のホテルで行われ、3試合予定されているフライ級の世界戦に出場する6選手が顔を揃えた。
WBA世界王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)は、「勢いのある選手なので、自分も勢いよくいく。前戦は日本で勝っているので、飲まれないようにする」と、5歳年下のタナンチャイ・チャルンパック(24=タイ)とリラックスした様子で話した。今後に関する質問には、「誰が相手だろうが、勝つことが目標」と述べるに留めた。
初防衛戦に臨むWBO(世界ボクシング機構)世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米国)は、「普段から減量は苦労していない」と体重調整も順調で、「KOでも判定でも勝つ」とし、挑戦者で、2階級制覇がかかっているジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)について「自分の実力を証明するために、彼のような選手と戦えるのはチャンス」と語った。
記者からの今後に関する問いには、「将来のゴールは考えていない。目の前の敵だけを見ている」と切り出したが、「リマッチがしたい相手がいる」と、ライトフライ級のWBC世界戦で黒星を喫した当時の世界王者、拳四朗へのリベンジに興味を示した。
ゴンサレスは、「108lb(フライ級)の時は、減量がきつかったが、今回は順調。12ラウンドの後に4ラウンドでも戦える」と、好調ぶりをアピール、「チャンピオンは8戦目で王座に就いたが、自分は30戦以上ガツガツ戦ってきた」とキャリアの差を誇示した。
WBC(世界ボクシング評議会)世界フライ級王座決定戦で対戦する寺地拳四朗(32=BMB)とクリストファー・ロサレス(29=ニカラグア)は、互いに順調ぶりをアピール。拳四朗は、「ロサレスを見てやる気が出た。楽しみ」と、フライ級のリングを心待ちにした。
隣に座ったロサレスも「とてもいい練習ができた。勝つために日本に来た」と世界王者返り咲きに自信を示した。拳四朗について、「印象は特にない。KOを狙いできた」とノックアウト宣言した。
囲み取材に応じた拳四朗は、「今日も練習する。いつもより余裕がある」と、フライ級時代には、体力の消耗を抑えるために、休息していた試合前に最終調整のための練習ができることを明かした。
対戦相手のロサレスの応援のため、サウル・カネロ・アルバレス(32=メキシコ)が観戦に訪れるが、「スーパースターに見てもらえるのは嬉しい。僕の強さを見せます。変化を作ったので、楽しみにして下さい」と目を輝かせた。