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WBA(世界ボクシング協会)ライト級正規王者ジャーボンテ・デイビス(28=米)が7日(日本時間8日)、米国・ワシントン州のキャピタル・ワン・アリーナで、WBA世界スーパーフェザー級王者ヘクター・ルイス・ガルシア(31=ドミニカ共和国)を相手に、V4戦を決行した。
セミファイルでは、IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級暫定王座決定戦、IBF同級1位の超大型次世代ホープ、ジャロン・エニス(25=米)vsIBF同級4位カレン・チュクハジャン(26=ウクライナ)がセット。更に、前WBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者デメトリアス・アンドレイド(34=米)が、デモンド・ニコルソン(29=米)とスーパーミドル級10回戦を行った。
デイビスが棄権に追い込みTKOでV4
静かな立ち上がりとなったサウスポー世界王者同士の1戦。最初に動いたのはガルシア、ジャブから左ストレートに繋げると、デイビスはガードを固めて、ジリジリと距離を詰めていった。中盤から徐々にパンチを出したデイビスに対して、ガルシアはカウンターを狙うも、ロープを背負う場面が出てきた。すると8回開始直後、リングサイドの観客同士が揉め、レフェリーが試合を中断したが、数分後に再開。デイビスが左ストレートをクリーンヒットさせ、更に連打でガルシアが腰を落とし、攻め込む中でラウンド終了。9回に入ったところで、インターバルが終わっても出てこなかったガルシアが棄権を示して、ゴング。デイビスが9回0分15秒TKO勝利で、4度目の防衛に成功した。
今後は4月25日に内定している、ライアン・ガルシア(24=米)とのビッグマッチを控えるデビスの戦績は、28戦28勝(26KO)。良い動きを見せるも初黒星となったガルシアは、17戦16勝(10KO)1敗とした。
今後は4月25日に内定している、ライアン・ガルシア(24=米)とのビッグマッチを控えるデビスの戦績は、28戦28勝(26KO)。良い動きを見せるも初黒星となったガルシアは、17戦16勝(10KO)1敗とした。
エニスが判定で暫定世界王座獲得
スイッチヒッターのエニスは、この日はオーソドックススタイルでスタート。途中で滑らかなスイッチを披露すると、チュクハジャンはステップを刻んでリングを動いた。4回には、チュクハジャンが左フックを命中させると、中盤戦ではエニスがプレッシャーをかけていった。サウスポーの時間が長いエニスは、長いジャブを突いて強打に繋げた。カウンターを狙っていたチュクハジャンは、次第に失速、10回にはボディをまとめられた。最後までエニスのペースで進み、試合終了のゴング。3-0(112-108×3)で、エニスが暫定ながら世界王座を初載冠した。
最高のパフォーマンスを見せたとは言えないまでも、底なしのポテンシャルを見せて初の世界王座を獲得したエニスの戦績は、31戦30勝(27KO)1無効試合。鋭いカウンターを見せ、力は示すも敗れたチュクハジャンは、23戦21勝(11KO)2敗とした。
最高のパフォーマンスを見せたとは言えないまでも、底なしのポテンシャルを見せて初の世界王座を獲得したエニスの戦績は、31戦30勝(27KO)1無効試合。鋭いカウンターを見せ、力は示すも敗れたチュクハジャンは、23戦21勝(11KO)2敗とした。
アンドレイドがダウンを奪い判定勝利
これが13ヶ月ぶりの試合となったサウスポーの長身テクニシャン、アンドレイドが積極的に攻めて、2回にはダウンを奪うなど、序盤からペースを掌握。5回にはアンドレイドが倒れるが、これはスリップの裁定。ニコルソンは攻め込むも、アンドレイドの距離とコンビネーションに阻まれ、苦しい展開が続く。最終10回終了間際にもアンドレイドが左で倒すと、ここで試合終了のゴング。3-0(100-88×3)の判定勝利で、アンドレイドが再起に成功した。
今後は、改めてスーパーミドル級で世界3階級制覇を目指すアンドレイドの戦績は、32戦32勝(19KO)。敗れたニコルソンは、32戦26勝(22KO)5敗1分とした。
今後は、改めてスーパーミドル級で世界3階級制覇を目指すアンドレイドの戦績は、32戦32勝(19KO)。敗れたニコルソンは、32戦26勝(22KO)5敗1分とした。