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WBA(世界ボクシング協会)バンタム級正規王者の堤聖也(29=角海老宝石)は3日、都内のDANGANジムで報道陣に練習を公開した。
12月17日(水)に両国国技館で行われる「U-NEXT BOXING 4」のメインイベント・ WBA世界王座統一戦で、暫定王者のノニト・ドネア(43=比/米)と対戦する堤は、順調な仕上がりをアピールした。

堤聖也「恐怖と楽しみが入り混じっている──気づいたら僕が勝っている、そんな試合になる気がする」
2度目の防衛戦を控える堤聖也(角海老宝石)が心境を語った。
「いつも通りうまく行ってると思います。モチベーションも高いです。相手はビッグネームで、恐怖心と楽しみが入り乱れている感じです」と胸の内を明かした。

ドネアの印象については率直に口にした。
「ズレたらぶっ倒される。こっちが当てても効くイメージがない。ハイリスク・ローリターンの相手。『嫌だな、嫌だな』と思わせながら戦わせたい」。
43歳になったドネアは衰えていないのかー
3年半前に行われた井上尚弥(32=大橋)との2戦目を引き合いに「フラフラで効かされててもいいフックを出してる」と冷静に分析、改めて、年齢による衰えはないと警戒心を強めた。

それでも試合展開については、確かな自信をのぞかせた。
「7ラウンドくらいは取れてる気がする。気づいたら僕が勝ってる──そんな試合になる気がします。面倒くさい勝負をしていこうかと思っています」。
この日の公開練習では、ディフェンスを意識したシャドーと仕留めにいくイメージが見えるシャドーを披露した。
攻撃面では、シャドーの後のミット打ちでもコーナーに詰めてサイドへのステップを意識しながら連打をまとめていた。

両目の手術の後の回復は早かったという堤は、「ブロックした反動やリングのライトでも目が痛くなって、裸眼で外に出られなかったが、手術の後は1週間で練習に復帰できた」と、ブランクは全く感じさせなかった。

ディフェンス面を強化したという石原トレーナーは、ドネアに関して、「カウンターが上手い選手なんで、まともにもらわないように。ドネアは待ちの選手で、強いカウンターをしっかり打ってくる。重心運動が上手い。序盤を気をつけたい」と警戒ポイントを語った。加えて、石原トレーナーの分析では、「以前のドネアと違って、最近は左フックに頼っていない。戦い方が変わってきている」。
普段よりも多めのラウンドを消化したというスパーリングに関しては、「ドネアと同じ選手がいないんで、いろんな選手とやってきた」と準備の過程を説明した。





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