[世界戦発表会見]2025.11.6
堤聖也が伝説超えへ! ドネアとの一戦が実現!
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が6日、東京ドームホテルで行われた発表会見に登壇し、12月17日(水)「U-NEXT BOXING.4」で行われる団体内王座統一戦への覚悟を語った。
対戦相手は言わずと知れたレジェンド、WBA世界バンタム級暫定王者ノニト・ドネア(42=比)。両国国技館の大舞台が一気にヒートアップする!
当初は正規王者アントニオ・バルガス(29=米)との王座統一戦が予定されていた。しかしバルガスが家庭の事情で長期離脱を余儀なくされ、出場を辞退。これに伴い、怪我から復帰した堤が正規王者に復帰し、バルガスは休養王者に。
この世界戦図の再編が、堤に歴史的チャンスをもたらした。
対戦変更を聞かされたのは10月中旬の練習中。堤は率直に「バルガスとドネアではスタイルも体格も違うし、何より『俺がドネアとやるの?』と興奮した。最初は少し動揺した」と胸中を吐露した。
「ドネアと聞いた時は少し動揺した」
しかし、続く言葉は挑戦者のそれではなく、王者としての覚悟だった。「戦えることが光栄。衰えたと言われるがドネアはドネア。簡単に勝てる相手じゃない。世間が思っているよりハードな試合になる」。
「ドネアはドネア」とコメントしたことについての真意を問われると、「左フックはもちろん、効かされたときの対処やボディの打ち分けの軌道、劣勢の場面でも常に左フックを狙っている。やはり偉大なチャンピオン」と答えると、「身体的能力が落ちてもパンチ力とスキルは落ちない。左フックは絶対にもらったらダメ」と話す一方で、「リスクヘッジしすぎるとごまかされて向こうにポイントが流れる。常にハイリスクの状態を保ちながら戦いたい」と語った。
会見後にはドネアがリモートで登場し、エールを交換した。ドネアは「堤をリスペクトしている。彼がベストで来ると言うなら、私もベストに仕上げる」と語り、さらに来月43歳を迎える身でありながら、「年齢を重ねて興奮する感覚が戻ってきた。むしろ強くなっている。当日はエキサイティングな試合になる」と自信を示した。
勝てば王座統一戦もしくは井岡一翔(志成)との対戦を希望
堤がドネア戦を突破すれば、バンタム級はさらに熱くなる。11月24日にはWBC王座決定戦(那須川天心vs井上拓真)が控え、WBO王者クリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ)との統一戦も視野に入る。さらに、スーパーフライ級のレジェンド井岡一翔(志成)の階級アップという刺激的な動きもある。
堤は力強く言い切った。「勝てば夢が一気に広がる。ボクシングでやり残していることがたくさんあるので勝ちたい」。
堤のキャリア、そしてバンタム級の勢力図が大きく動く一夜。チャンピオン堤聖也の物語から目が離せない。
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