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前日本バンタム級チャンピオンの堤聖也(28=角海老宝石)が13日、練馬区・江古田駅にあるDANGANジムで会見を開き、7月7日(日)に両国国技館で開催される「Life Time Boxing Fights 22」で、ウィーラワット・ヌーレ(22=タイ)と56.0kg契約10回戦で対戦することを発表した。
世界初挑戦が視野に入ってきた堤だが、次戦に関しては、「相手はランカーでもないので、世界前哨戦というイメージはない。試合間隔が半年以上空いたので、ボクシング漬けの毎日を過ごしていって、その途中に一回挟む感じ。仕上げた状態を作って、試合の後も、そのまま続ける」と、成長のための試合ではなく、成長を確認するための試合となる。堤本人も「自分が納得できる動きができたらいい」と、七夕決戦を位置付けていた。
この日の会見で、主要4団体の世界ランキングWBA2位、WBC11位、IBF3位、WBO7位の堤が、名実ともに世界のトップ戦線に身を置きながら、世界初挑戦の準備を進めていることが再確認できた。
5月6日(月・祝)に開催された東京ドームのイベントで、WBO世界バンタム級王者のジェイソン・マロニー(33=豪)と武居由樹(27=大橋)が対戦し、武居が世界王座奪取に成功したが、マロニーのスパーリングパートナーとして招聘されていた堤は、約1ヶ月半、オーストラリアでマロニーと汗を流した。そのため、「ショックでしたね」と拳友の王座陥落を悔しがった。
5月24日から6月10日に帰国するまで、渡米してトレーニングを積んだ際には、WBC同級世界王者の中谷潤人(26=M.T)や世界戦を迎えるアンソニー・オラスクアガ(25=米国)ともスパーで拳を交えた。「中谷君は強かったですね。ただ、スパーリングと試合は違うと考えている。『自分は弱いな』という気持ちになったが、通用する部分もあった」と振り返り、「世界を遠くには感じていない。試合すれば獲れる」と、世界チャンピオンレベルとの実戦練習に手応えを感じていた。
IBF王座を獲得した西田凌佑(27=六島)に関しては、「上手いとは思ってたが、強いと思った。恰好よかった」と、リングサイドで観戦した感想を述べた。
7月7日(日)は、対戦相手との相対的強さではなく、世界に向けた堤の現在値を確認することになる。お見逃しなく!