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IBF世界ミニマム級王者とWBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオンを歴任し、世界3階級制覇を目指す京口紘人(30=ワタナベ)が9日、「Treasure Boxing Promotion7」の発表会見で、ビンス・パラス(25=比)とのラバーマッチで、完全決着をつけることを誓った。ミニマム級で先に勝利した京口だが、今年5月に韓国でフライ級10回戦で対戦し、判定で敗れた。
この日の会見で京口は、「失ったものを全て取り返す試合」と、宿敵との3度目の対戦を位置付けた。より具体的に言えば、WBA2位、IBF4位、 WBC10位という世界フライ級ランキングだ。現在の京口の世界ランキングを見ると、WBCが17位でIBFが11位。WBAとWBOは圏外だ。アジアではOPBF4位とWBO-AP13位となっている。
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試合後に物議をかもした韓国遠征戦の判定結果を鑑みて、Treasure Boxing Promotionの伊藤雅雪プロモーターは、ジャッジ3名は、フィリピン、タイ、日本からそれぞれ1名ずつとし、フェアなリングを用意した。
引退も考えたという京口だが、現役続行を決めたのは、「ボクシングがしたい」という気持ちが残っていたから。原点回帰した京口のボクシングの魅力は、軽量級とは思えない破壊力。戦績は20戦18勝(12KO)2敗(1KO)。勝ち試合のKO率は66.7%を誇る。
会見の席で、「アグレッシブさが足りなかった」と韓国戦を振り返った京口は次戦、「明確な勝ち方」にこだわる。
世界3階級制覇を目指してきた京口にとって、今が一番の正念場。プロデビューから、わずか15ヶ月という最短期間で世界王座まで駆け上がった「破竹の勢い」を取り戻してほしい。