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WBO-APミニマム級タイトルマッチが23日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、初防衛を目指してリングに上がったチャンピオンの小林豪己(25=真正)と、挑戦者で同級4位のジョセフ・スマボン(比)が対戦した。
小林豪己(真正)初防衛成功!
勢いよくダブルジャブで大きく踏み込んで左ストレートと、大きく振り下ろした右で、テンポよく攻撃を組み立てたスマボンだったが、中盤以降は、小林が右アッパーと右ボディをコンパクトに鋭く返して、中に入れなかった。右ストレートも効果的に打ち込んだチャンピオンが、自身のペースに持ち込んでからは、挑戦者の動きが止まったが、決定打へのチャンスメイクには欠けた。ラスト2ラウンドは、スマボンがリズムを取り直して、鋭い踏み込みから手数を増やして、サウスポーの利点を生かしたが、中盤以降に小林が稼いだポイントの差は埋まらず。小林が防衛に成功した。
スマボンの動きを止めた右ボディ
試合後の控え室でも反省しきりの小林は、「サウスポーは初めてで、前足が踏み込んできて引っかかった。焦りました。あれも相手のテクニック」と、サウスポーへの対応も課題の一つに挙げた。記者からの質問に「(課題は)KO決着できなかったことではなく、上を目指すには、前に行く姿勢を見せるのが必要だが、そこが上手くできなかった」と、勝利だけでなく、内容が大事とした。
勝っても反省中の小林豪己(真正)
リング上での勝利者インタビューでも話したように、「倒せばいいと思っていたが、チームワークが大事」と、周囲のサポートに感謝の気持ちを込めた。
大橋哲朗(真正)がセコンドを務めた。
この日、セコンドに入った、同門で高校時代からの親友の大橋哲朗(25=真正)は、「穴口も天国で怒っていると思うので、頂点目指して頑張ります」と、今年2月に亡くなった穴口一輝(享年22=真正)のためにも、二人で世界を目指す覚悟を伝えた。
ジョセフ・スマボン(比)も大健闘!
試合後に控え室で取材に応じたスマボンは、「チャンピオンは強かった。ボディを打たれて、中に入れなかった」と、淡々と試合を振り返った。