[試合後談話]2026.3.22
刈谷で交錯した17歳差の意地と執念

2025年中日本バンタム級新人王の藤本翔大(23=LUSH)と2018年東日本スーパーフライ級新人王の若木フルスイング忍(40=畠山)が22日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「FOREVER CHALLENG」のメインイベント、54.5s契約6回戦で対戦した。
17歳差の意地がぶつかり合った一戦は、序盤から主導権争いが激化。刈谷のリングに、濃密な6ラウンドが刻まれた。
序盤は若木がジリジリと距離を詰め、右ボディストレートを好打。冷静に試合を組み立てて主導権を握った。対する藤本は明確なポイント奪取には至らないものの、4〜5回にかけてプレスを強め、コツコツとヒットを重ねて挽回。最終6回は、若木がワンツーから左ボディを軸に攻勢を強め、最後まで攻撃的な姿勢を貫いた。
試合後、若木は「ボディを狙うのは作戦だった。良いパンチを当てても倒れなかったので、しっかり走り込んできていると感じた。気負いもあって、5ラウンドから疲れてしまったが、ホッとしている」と大粒の汗を拭いながら振り返った。
北海道のジムから20年ぶりのA級ボクサー誕生!
この勝利により、師匠で第29代日本ライトフライ級王者・畠山昌人会長以来、北海道のジム所属選手としては20年ぶりのA級ボクサーが誕生。次戦は6月、地元・札幌でメインイベンターを務める予定だ。「お客さんがチケットを買って来てくれているので、次はKOで応えたい。気持ちは20代です」と笑顔を見せた。
畠山会長(写真:右から2人目)は「課題は多いが、アウェーで負けて帰るのはきつい。若木も神成(神成咲良)も結果を出してくれた。最後は生き様ですよ」と語った。
現役時代、20戦中19戦がアウェーという過酷な環境で北海道初のチャンピオンに上り詰めた指揮官の言葉には、確かな重みがあった。
一方、藤本は「悪いなりにやるべきことはできたが、もうワンアクション欲しかった。後半は相手の疲れも感じてインファイトにいった。ポイント的には取れている感覚もあったが、見栄えで上回られた印象。仕方がない」と試合を振り返った。
それでも「ここで終わりじゃない。可能性をもっと伸ばしていきたい」と前を向いた。
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