[試合後談話]2025.8.1
湯場海樹が中国のラフファイターと激突!

日本ウェルター級6位の湯場海樹(26=YUVAX)が1日、後楽園ホールで開催された「第50弾 ザ・グレイテストボクシング」のメインイベントに出場。ウェルター級8回戦でラン・アンドゥ(27=中国)と対戦した。
昨年11月以来の再起戦に臨んだ湯場のパフォーマンスに注目が集まった。
この日の湯場は、最後まで冷静かつ丁寧なボクシングを心掛けた。サウスポー湯場は、ジャブでペースを握ると、左右フックを繰り出すランに対し、ステップワークで対応。ランはバッティングとブレイク後の打撃による反則で、それぞれ減点1(合計2点)が課せられた。終盤に入っても、湯場はジャブからワンツーを好打し、相手に付け入る隙を与えなかった。
連敗脱出に成功した湯場は、「何としても勝ちたかったので、ホッとしている。今日はジャブがよく当たった。倒したい欲を抑えて、チームのアドバイスを聞きながら冷静に戦うことができた」と勝利の味を噛み締めた。これまで優勢に進めながら逆転KO負けを喫した経験を糧に、成長した姿を見せた。
昨日、高校の同級生である齋藤麗王(27=帝拳)がWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座を獲得した。湯場は「アマチュア時代、階級が近くて、いつも先に麗王が出て勝って、自分が勝つ流れだった。麗王が勝ってうれしいし、刺激を受けた」と語ると、「日曜日(8月3日)に同級生の井上(井上彪=六島)が試合を控えている。ただ、相手が前のジムの先輩でお世話になった谷口さん(谷口将隆=ワタナベ)なので、心境としては複雑ですね」と語った。
今後の目標を聞かれた湯場は、「復帰したからには、チャンピオンを目指す。これまでたくさん負けてきたので、もう負けたくない」と言葉に力を込めた。
「故郷で父と世界を目指したい」と、昨年11月の試合から父・湯場忠志氏が会長を務める宮崎県のボクシング&フィットネスYUVAXに移籍し、再出発した。
湯場忠志会長は、「勝つことが第一。最強のスタッフのおかげで勝つことができた。これからも全力でサポートしていきたい」と、海樹の勝利を喜んだ。
一方、敗れたランは「左ストレートを警戒していたが、ジャブが邪魔で捕まえることができなかった。後半はサウスポーにスイッチしたが、流れを変えることができなかった」と淡々と振り返り、「チャンスがあれば、また日本で試合がしたい」と再来日を希望した。
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