[試合後談話]2025.10.15
バンタム級元王者の富施郁哉が再浮上への試金石

元日本バンタム級王者で日本同級3位の富施郁哉(27=ワタナベ)が15日、後楽園ホールで開催された「WLD vol.4」のメインイベントに出場、54.5s契約8回戦でユッティチャイ・ワンナウォン(29=タイ)と対戦した。
前日計量で「KOで勝つ」と宣言していた富施は、ゴングと同時に積極的に前へ出た。
サウスポーの富施がプレッシャーをかけて、鋭いワンツーでダウンを奪う。立ち上がった相手に対し、間髪入れず左ストレートを突き刺し、見事にフィニッシュした。
傷一つない完勝劇に富施は「下手な試合はできないと、変に緊張して力んでしまった。勝ててホッとしている」と安堵の表情を見せた。その上で、「自分は距離を取るボクシングが得意だが、最近はスパーリングでも『パンチが硬い』と言われるようになった。スピードを活かしつつ、タイミングで倒していきたい」と、さらなる進化を誓った。
現在、日本バンタム級王座は増田陸(帝拳)が返上。10月25日(土)のエディオンアリーナ大阪第2競技場では、大橋哲朗(26=真正)と梅津奨利(27=三谷大和)による新王座決定戦が行われる予定だ。ランキング3位の富施は、来春に新チャンピオンへの挑戦が有力視されている。
富施は「大橋選手はスーパーフライ級の元チャンピオンだし、梅津選手はモンスターバンタム級トーナメントにも出ていた。2人とも強い」と、ライバルたちへの敬意も忘れない。当日は別イベント出演のため会場観戦はできないが、「配信でチェックします」と語った。
一方で、バンタム級の世界戦線も活況を見せる。中谷潤人(M.T)がWBC・IBF両王座を返上し、那須川天心(帝拳)と井上拓真(大橋)がWBC世界バンタム級王座を懸けて激突予定。さらに井岡一翔(志成)が5階級制覇を目指して同級へ上げるなど、階級全体が大きく動き出している。
そんな中、富施は冷静に前を見据えた。「自分は、まだ世界なんて言える立場ではない。まずは、もう一度日本のベルトを巻きたい」と、タイトル奪還に目を向けた。かつて王者として頂点を知る男が、再びその舞台を目指して歩みを進めている。
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