[試合後談話]2025.5.18
木村蓮太朗が静岡でタイトル挑戦をアピール!

日本スーパーフェザー級4位の木村蓮太朗(27=駿河男児)が18日、静岡ふじさんめっせで開催された「ふじのくに PROFESSIONAL BOXING7」のメインイベントに出場、60.0s契約8回戦で元WBCアジア・フェザー級シルバー王者のアルネル・バコナヘ(31=比)と対戦した。
約3年9ヶ月ぶりに地元・静岡のリングに上がった木村に注目が集まった。
サウスポー木村がジャブでプレスをかけると、左ボディストレートを好打。木村のペースで進んだが、バコナヘもリターンの左フックをねじ込み、意地を見せた。3回、木村は左ストレートでダウンを先取。その後は打ち合いが続いたが、5回、木村がカウンターの右ボディを突き刺し、2度目のダウンを奪い、バコナへに10カウントを聞かせた。
試合後、取材に応じた木村は、「狙っていたパンチではないが、倒れた時に、これは立ち上がってこないだろうと思った」と、フィニッシュブローについて振り返ると、「いつも以上に応援が多くてうれしかった」と、久しぶりの凱旋試合に声を弾ませた。
静岡のファンの期待に応えた!
今回で3連続KO勝ちした木村。これまでは左拳を怪我していたため、全力で打ち込むことができなかったが、完治してからは、本来の打ち合うスタイルでKOの山を築いている。「今日は7割で打ったが、次は10割で打つ。自分にはこのスタイルが合っている」と手応えを感じていた。
キャリア5年目を迎える木村は「スーパーフェザー級でもライト級でも、チャンスがあるところでタイトルマッチがしたい。波田選手(波田大和/帝拳=OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者)は打ち合ってくれそうなので、面白い試合ができそう」と、希望する対戦相手に、KO勝率94.1%の強打のチャンピオンの名前を挙げた。
一方、粘り強く戦うも最後は敗れたバコナヘは「相手の強いボディブローは耐えることができたが、右ボディが見えなかった」と話すと、「今日は計量後のリカバリーが上手くいってコンディションが良かった。また、チャンスがあれば、日本で戦いたい」と、笑顔を見せて取材を終えた。
駿河男児ジムの前島正晃会長は、「今日の興行は強い相手ばかりで全敗も覚悟しており、ハラハラドキドキしていた。全員勝ってくれて、ホッとしている。9月に静岡で大きなイベントを打つが、良いアピールになったと思う。木村はチャンスが来たら、いつでもタイトルマッチをさせたい」と大成功に終わった興行を総括した。
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