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12月27日(土)に愛知県国際展示場で開催される「SAIKOU×LUSH vol.4 in JAPAN」のメインイベント、IBF世界フライ級(50.8キロ以下)タイトルマッチ12回戦に出場する王者・矢吹正道(33=緑ジム)が19日、名古屋市内の所属ジムで公開練習を行い、初防衛戦に向けた順調な仕上がりを披露した。
挑戦者は同級1位で元IBF世界ライトフライ級王者のフェリックス・アルバラード(36=ニカラグア)。注目の防衛戦を前に、矢吹は充実した調整ぶりを印象づけた。

この日の公開練習で最大の注目を集めたのは、スパーリングパートナーとして招いた現IBF世界ライトフライ級王者、タノンサック・シムシー(25=タイ、グリーンツダ)との実戦形式のスパーリングだった。リング上では4ラウンドにわたる激しい打撃戦を展開。他選手との実戦練習も含め、今回の合宿で合計144ラウンドに及ぶ本格的なスパーリングを打ち上げた。
矢吹とタノンサックには因縁がある。2022年9月、三重・四日市で行われた一戦では、当時いずれも世界王座に就いていなかった両者が対戦し、矢吹が7回TKO勝利を収めている。その後、タノンサックは敗戦を糧に世界王座へと駆け上がり、今回の公開練習で“再会”が実現した。

公開練習後、タノンサックは「矢吹選手は、私と対戦した時よりもさらに強くなっている。カウンターからのラッシュでKO勝ちするでしょう」と語り、かつてのライバルの成長を称賛。アルバラード戦での勝利を予想した。
今年3月に王座を獲得して以来、約9カ月ぶりの試合となるが、対戦相手が決まっていない期間も走り込みなどで調整を継続し、体重を維持。ライトフライ級から階級を上げて2戦目となる今回は、「減量は格段に楽になった」と状態の良さを強調した。

5連続KO勝利中の王者は、挑戦者アルバラードについて「アグレッシブでスタミナがあり、タフな選手」と警戒。「間違いなくKO決着になる。自分が倒される可能性もある。接近戦でも中間距離でも、ほどよい距離を保ちたい。まずはこの試合をしっかり完勝する」と、2025年を締めくくる大一番を前に気合を入れ直した。





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