[試合後談話]2025.5.20
谷口将隆の再起戦! 衝撃KOに会場が揺れた!

元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(31=ワタナベ)が20日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 8」のセミファイナルに出場、51.5s契約8回戦でコンドル稲葉(30=ピューマ渡久地)と拳を交えた。
昨年12月以来の再起戦に臨んだ谷口のパフォーマンスに注目が集まった。
サウスポー谷口が左ボディストレートを差し込むとサイドに回り込み、見栄えの良さをアピール。稲葉はプレスをかけながら右フックを狙った。勝負が決まったのは3回。谷口は左カウンターで痛烈なダウンを演出。前のめりに倒れた稲葉を見て、レフェリーはノーカウントでストップした。
圧巻のパフォーマンスを見せた谷口は、「倒した瞬間は『スコン』とした感触で、日々の練習してきたことが流れの中で自然と出た」と、会心の一撃を振り返り、「前半は足が動いてなくて、相手のリズムに付き合ってしまった」と反省するのも忘れなかった。
昨年12月、タノンサック・シムシー(24=タイ/グリーンツダ)とのIBF世界ライトフライ級2位決定戦で惜敗し、試合後には引退を示唆したが、「周りから『もう一度見たい』という声や、小口さん(小口忠寛トレーナー)からの『諦めるな』という言葉があり、またリングに上がることができた」と復帰を決意、この日を迎えた
谷口は「また世界2階級制覇を目指す。チャンスがあれば、どこでも誰とでも試合をする」と、拳を握りしめた。
一方、稲葉は「自分を信じて試合に挑み、初回を終えた時点で、元世界チャンピオン相手でも通用すると戦ったが、気がついたら終わっていた。まだ整理がついていない」と気丈に振り返り、「ランキングもない自分にチャンスが回ってきて、追い込んで練習をしてきた。強くなっている実感があり、ここでは終わりたくない。自分はピューマ渡久地名誉会長が、最後にセコンドに付いてくれた選手。チャンピオンになって、渡久地琉雄会長代行に恩返しするまで諦めない」と、悔しさを滲ませながら再起を誓った。
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