[前日計量]2025.5.19
元世界王者の谷口将隆と人生最大のチャンスのコンドル稲葉が激突!
元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(31=ワタナベ)が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。
昨年12月以来の再起戦に臨む谷口は、明日(20日)、後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 8」のセミファイナル、51.5s契約8回戦でコンドル稲葉(30=ピューマ渡久地)と対戦、試合の模様はU-NEXTで独占ライブ配信される。
先に秤に乗った谷口は、契約体重を100g下回る51.4sでクリアした。「ライトフライ級から2.6s増での試合なので減量はまったく問題なかった」と話したが、「その分、相手も当日大きくなってくる。コンドル選手を見て、気合いが入っているのを感じた。より気合いが入った」と1階級上の稲葉を警戒した。
ここからが全盛期
31歳で再起戦に臨む谷口は、「年齢的にも落ちると思われるが、ここが全盛期だと言われるように。求められていることはわかっている。そこを超える内容を見せたい」と意気込んだ。
昨年12月に拳を交えたタノンサック・シムシー(24=タイ/グリーンツダ)は、6月19日(木)にIBF世界ライトフライ級王座決定戦に出場する。前戦、勝っていれば、谷口にもチャンスが来たかもしれないが、「これがボクシング。1敗で天と地ほどの差がある」と現実を受け止めつつ、「だからこそもう一度輝きたい。世界2階級制覇を夢ではなく目標。しっかりと勝ち切る」と言葉に力を込めた。
続けて計量に臨んだ稲葉は、リミットの51.5sでパスした。4月3日に勝利してからわずか1ヶ月半での試合となる稲葉だが、「格上だがこんなチャンスはない」とボクシング人生最大のチャンスに気持ちを高めると、「ここまで悔いなく練習してきた。チームを信じて楽しんで戦う。気持ちでは負けません!」と拳を握りしめた。
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