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WBA(世界ボクシング協会)世界フライ級新チャンピオンに輝いたユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が24日、大阪市内のホテルで行われた一夜明け会見で「ちょっと寝たけど、攻撃したダメージで痛すぎて起きた」と勝利の勲章に苦笑いし、「子供からも、パパおめでとう、かっこよかったと言ってもらった」と喜びを噛みしめた。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
試合の映像を見直した感想として「流して見る程度だったが、思ってた以上にやりにくい印象は変わらなかった」と、対戦したアルテム・ダラキアン(ウクライナ)の印象を述べた。その上で、「課題はまだまだある」としながらも「細かいパンチからの右が出せた」と、手応えも感じていた。
踏み込んで打った!
試合後には、200以上のLINEメッセージを受け取ったと驚いた様子で、岡山県出身の男子選手としては、辰吉丈一郎氏以来の世界チャンピオンとなったことには、「グッとくるものがある。岡山からも沢山応援に来てくれたのが支えになった」と感謝の気持ちを伝えた。そして、「地方のジムの目標になれたら」と全国のボクサーに語りかけ、「地方の選手に足りないのは、経験。中央のことを知らない。もっと工夫できる。びびらずに」と、自身の経験をもとにエールを送った。
守安竜也会長にベルト!
「ゆっくりしたい」と、一息入れた新チャンピオンは「次が決まったら、また走り出して勝っていきたい」、「頑張ったら、海外も行けるかもしれない。憧れなので目指したい」と目を輝かせた。
守安竜也会長も笑顔。
会見に同席した倉敷守安ジムの守安竜也会長は、「プレッシャーをかけて打っていって、よかった」と、新チャンピオンを労い、「三度目の正直で願いが叶ってよかった。ベルトをかけられて嬉しかった」と静かに喜びの言葉を重ねた。
岡山凱旋防衛戦にも期待!
今後に関して、「凱旋試合も考えています」と、岡山での世界戦開催にも期待を込めた。