岡山に世界のベルトを! いざ、決戦。

　「Prime Video Presents Live Boxing 第6弾」の前日計量が22日、大阪市内のホテルで行われた。

　ビッグマッチが4試合組まれる中、世界初挑戦を迎えるユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)も計量会場入り。元気な姿を見せた。一方、戦時下にあるウクライナから2日半かけて来日したWBA世界フライ級チャンピオンのアルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)も、落ち着いた様子で計量台に上がった。

　試合会場のエディオンアリーナ大阪から「Prime Video 」でライブ配信されるこの試合の開始時刻は、18:50ごろを予定している。

　計量後のフェイスオフが終わった後にお辞儀したタイミングで、軽く”バッティング”したシーンに関して、阿久井は、「お互いかしこまってしまった」と苦笑い。「緊張はしてますけど、試合になれば開き直る」とやや緊張した面持ちで、世界戦前日計量の雰囲気を楽しんだ。

　チャンピオンと対峙した阿久井は「ダラキアンは良い表情をしていた。明日は自分の間合いに引き込む」と静かに闘志を燃やした。

　50.4kgで計量を終えると、直ぐに宿泊先に戻ったダラキアンに代わって、来日時よりは、少しピリピリした様子で、トレーナーが取材に応じた。試合までのリカバリーに関して「水分補給をした後、マカロニを食べて、その後にチキンを食べる。その後は、胃の回復を待って、水分を多く摂りながら、リングには、4キロ戻して上がる」と答えた。

　この試合はスリーノックダウン制を採用。1ラウンドに3度ダウンすると、自動的にTKO負けとなる。

■アルテム・ダラキアン(ウクライナ)

体温:36.4℃

脈拍:47/min

血圧:134/83 mm/hg

体重:50.4kg

 

■ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

体温:36.5℃

脈拍:53/min

血圧:128/89 mm/hg

体重:50.8kg

■試合役員
レフェリー:ギジェルモ・ペレスピネーダ(パナマ)
ジャッジ:ルイス・パボン(プエルトリコ)
ジャッジ:ジェレミー・ヘイズ(カナダ)
ジャッジ:ラウル・カイズ(アメリカ)
スーパーバイザー:レンツォ・バグナリオル(ニカラグア)