[帰国]2025.5.21
中谷潤人が帰国。西田凌佑の攻略は4パターンで準備完了!
WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者の中谷潤人(27=M.T)が21日、米国ロサンゼルスでのスパーリング合宿を終えて、羽田国際空港で取材に応じた。
6月8日(日)、有明コロシアムで開催される「Prime Video Boxing 13」のメインイベントで、IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の西田凌佑(28=六島)との王座統一戦に臨む中谷は、西田攻略に自信を示した。
ロサンゼルスでは、米国で活動する日本人ボクサー、WBC世界バンタム級25位の秋次克真(27)を中心に、100ラウンド以上のスパーリングを敢行。中谷は、「ルディ(ルディ・エルナンデストレーナー)の指示の下、次戦の戦略を固めてきた。充実したトレーニングができた。作戦は言えないが3〜4パターン」と語った。
現地での知名度も着実に上がっており、連日ジムには多くのファンが訪れ、100枚以上のサインを書いたという。
今回の合宿には栄養士も帯同し、食事の管理を徹底。中谷は、「体が大きくなってきたが、バランスよく作っていただき、体重もストレスなく落ちている」と話し、強力なサポート体制に感謝した。
来年5月に東京ドームでの対戦が計画されている、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)についても言及。井上は、日本時間5月5日に米国ラスベガスでラモン・カルデナス(29=米)と対戦し、その試合は配信で見たという。「2ラウンドのダウンには驚いたが、そこからの立て直しはさすがだなと思った。ダウン以外は一発ももらっていなく倒し切った」と感想を語ると、「最近、よく聞かれることが井上選手についてばかりだけど、今は西田選手との試合に集中している」と決意を示した。
「統一戦は長年望んでいた試合。必ず力を発揮したい」。バンタム級王座統一に向けて、静かに闘志を燃やした。今後は、日本人選手との実践練習で調整を進め、最終準備を整える。
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