[試合後談話]2026.4.3
小國以載が覚悟の後半勝負! 元世界王者タパレスと激突!

元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者の小國以載(37=角海老宝石)が3日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 12」のセミファイナルに出場、前WBA(世界ボクシング協会)・IBF同級王者のマーロン・タパレス(34=比)と123.5LB契約10回戦で対戦した。
「最後のビッグチャンス」と位置づけた一戦は、実績、経験、そして現在地が交錯する注目カード。会場の熱気が高まる中、小國は自身のキャリアを懸けてリングに上がった。
開始前から「小國」コールが響く中、小國は前の手で揺さぶりつつ、ワンツーを軸に主導権。サウスポーのタパレスは左フックで対抗したが、小國は中間距離を保ちボディ攻撃を徹底。中盤以降は手数で上回り、終盤も距離を支配して反撃を封じた。判定で明確差をつけて完勝。我慢して突っ掛からず、タパレス攻略に成功した。
下馬評を覆した小國は、「顔面は当たらないから、バテてきたところをボディから崩そうと、5ラウンド目までは我慢して、ポイントを取られないように後半勝負のつもりだった。それまでに倒されたら、自分の実力不足」と振り返り、徹底したリスク管理の意図を明かした。
さらに「打ち合いになると予想したからこそ、(無理して)行かないように徹底した。タパレスはパンチが強くて、顔には出してないですけど、正直めっちゃビビってました」と、本音も覗かせた。
苦手とするサウスポー対策については「スパーリングで東京農大のサウスポー選手に倒されて恥をかいたくらい苦手」と苦笑い。それでも「今日観ていた人も『勝つの?』って思ったと思います」と自虐を交えながら語った。
続けて「正直、自信はなかったが、それでもここまでやってきたので」と胸中を明かし、「前戦、スタミナ不足を感じていたので配分を考え、オーソドックスの相手と同じリズムで試合を進めることを意識した」と試合運びを分析した。
世界ランキング上位進出を確実!
また、「タパレスはあまり仕上がってなかったと思う。そこはラッキーでした」と率直に語りつつ、「これで世界ランキング上位にいけると思う。ここまで来たら世界チャンピオンを狙う」と次戦を見据えた。
さらに「できれば自分が得意な相手がいい。東京ドームでの勝者は、どっちが勝っても早く返上してほしいです」と踏み込んだ発言で報道陣の笑いを誘った。
最後は「負けたら終わりの気持ちは変わらない」と表情を引き締めつつ、「今日は井上尚弥モデルのシューズを履いていたので、相手をビビらせることができたんじゃないですかね」と、小國らしいユーモアで締めくくった。
一方、採点が出る前から悔し涙を流したタパレスは、試合後はノーコメントとした。
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