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[出発会見]2018.10.18

井上尚弥が米国へ出発

 WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準々決勝を初回わずか70秒でKO勝ちし、準決勝に進んだWBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が18日、次戦の相手を視察するため成田国際空港から米国へ飛び立った。
 井上は、20日(日本時間21日)に米国・フロリダ州オーランドで開催されるWBSS準々決勝、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級タイトルマッチ、王者のエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)対同級3位のジェイソン・モロニ―(豪)戦を観戦する。勝者と準決勝で激突する井上は、出発前に取材に応じた。
家族旅行を楽しんだ
 世界中にこれ以上ない、強烈なインパクトを残した一戦から10日が経過。試合後は家族と九州旅行へ行ったことを明かした井上。豚骨ラーメンと焼肉に舌鼓を打ち、束の間の休息を楽しんだ。
パヤノ戦は後半にもつれることも想定していた
 先日のファン・カルロス・パヤノ(ドニミカ共和国)戦では、計量後のリカバリーのやり方を変え、5月のジェイミー・マクドネル戦(英)より約1kg軽い状態で試合当日を迎えたという。そのため、わき腹の筋肉の質が変わり、パンチのキレが増したと話した。
次に井上と対戦するのは?
 井上は、「動画でダイジェストでしか見ていない」と前置きした上で、「2人ともテクニックのある選手なので技術戦になると思うが、ロドリゲスが勝つと思う」と予想。「短い時間だと対策が練れないので、できれば長いラウンドを見たい。自分が戦うことを想定しながら見ます」と語った。
 井上と観戦する大橋秀行会長は、「ロドリゲスが有利だと思う。映像で見るのと実際に見るのではまったく違うからしっかり見てくる」と語り出発ゲートへ足を運んだ。
 20日(日本時間21日)に米国ネバダ州ラスベガスで2度目の防衛戦を迎えるWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(帝拳)とはニアミスになるが、観戦後はラスベガスへ観光に行くと話した。

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