カシメロ、汚名挽回なるか? 溝越斗夢は1ラウンドからKOを狙う!

　57.0kgで計量をクリアした溝越は、カシメロに関して「パワーと技術があるが、パワーに頼っている」と印象を述べ、「1ラウンドから倒しにいく」と、強い気持ちを伝えた。

　これを聞いたカシメロは「1ラウンドからKOするとか、聞き飽きた。自分と向かい合ったら、どうせ逃げ回る」と、元世界王者のプライドを見せた。

　舌戦はこれだけでは終わらない。溝越は、「逃げ回るっていうからアウトボクシングしても良いが、練習してない」と突っぱね、「カシメロの試合の映像を見て研究した。穴はいくつかある。リングの上でカシメロが転がって、泣いている」と、KO宣言した。

　気持ちが入った溝越は「同じ日に海外でビッグマッチがあるが、それも喰ってやろうと思っている」と、サウジアラビアで同日に開催される「Night of Samurai」にも負けない熱い気持ちをぶつけた。

　計量を56.9kgでクリアし、コンディションにも自信を示したカシメロは、「1回だけ(溝越の試合の)ビデオを見た。動きも良いしパワーもあるが、どうせ逃げ回るよ」と、舌戦に応じた。

　会見の席で挑発し合う2人のやり取りを見ていた亀田興毅ファウンダーは、カシメロに関して、「前回はなめていたと思う」と断言。「溝越にとってはビッグチャンス」との考えを示し、「眠たくない試合を期待している。頑張ってください」と、両選手にエールを送った。