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[前日計量]2025.3.12

寺地拳四朗とユーリ阿久井政悟が計量をクリア!

ついに決戦!

 WBC(世界ボクシング評議会)・WBA(世界ボクシング協会)フライ級王座統一戦の前日計量が12日、東京ドームホテルで行われ、WBC王者の寺地拳四朗(33=BMB)とWBA王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)が計量に臨んだ。

 日本人2人目となる2階級目での統一王者を目指す拳四朗と、岡山の星・阿久井が2本のベルトを懸けて激突するフライ級究極の一戦は、3月13日(木)に両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING 2」のメインイベントで行われ、その模様はU-NEXTでライブ配信される。

寺地拳四朗(BMB)50.6kg
 フライ級リミットを200g下回る50.6kgでクリアした拳四朗は、「明日は圧倒する。ただ、無理に倒しにはいかない。勝つことを優先する」と、阿久井撃破に全力を注ぐとした。
「無理に倒しにはいかない」
 計量後は「いつもは鰻を食べているが、そういう気分にはならなくて」と、今回はご飯に国産鶏のから揚げ、さらに日本茶専門店の「雷一茶」の1万5000円の高級抹茶タルトケーキを食べてリカバリーに努める。

 今後のことを聞かれた拳四朗は、「先のことはいろいろと考えているが、まずは勝つこと」と真っすぐな眼差しを向けた。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)50.7kg
 続けて秤に乗った阿久井は、100gアンダーの50.7kgで計量を終えた。拳四朗の強気の発言にも「自分も勝つ気でいる。やれることはやった。相手がどう出てきても対応できる準備はしてきた」と静かに語った。

 「減量は上手くいった」と仕上がりの良さを強調した阿久井だが、「筋肉量が増えて予想以上に減量がきつかった。上の階級に上げることも考えている」と、統一王者の先にはスーパーフライ級転向も視野い入れていることを明かした。

ここを勝ってSフライ級転向も

 阿久井が両国国技館のリングに上がるのは初めてのこと。リングネームとしてつけている元WBC世界フライ級王者のユーリ・アルバチャコフ(ロシア)が1992年6月に世界初挑戦してベルトを獲った場所が両国国技館だ。阿久井は「両国国技館のリングに上がるのを楽しみにしている」と意気込んだ。

 計量後にはルールミーティングが行われ、WBCで採用されている4ラウンドと8ラウンドの公開採点は行われないことが確認された。なお、両者ともウイニング製の黒色のグローブを使用する。

 メインイベントは21:00までに開始される。
12秒のフェイスオフの後がっちりと握手
■検診結果

WBC・WBAフライ級王座統一戦

WBC王者:寺地拳四朗(BMB)

血圧:135/88mm/Hg

脈拍:54/min

体温:35.7℃

WBA王者:ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

血圧:130/86mm/Hg

脈拍:61/min

体温:36.0℃
U-NEXTでライブ配信
■試合オフィシャル

レフェリー:中村 勝彦(日本)

ジャッジ:田中 浩二(日本)

ジャッジ:染谷 路明(日本)

ジャッジ:福地 勇治(日本)

スーパーバイザー:

WBC マイケル・ジョージ(米国)

WBA ウォン・キム(韓国)


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