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WBA(世界ボクシング協会)フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安ジム=29)が27日、都内の帝拳ジムで公開練習を行い、順調な仕上がりをアピールした。
ユーリは3/13(木)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING 2」のメインイベントでWBC(世界ボクシング評議会)同級王者の寺地拳四朗(BMBジム=33)とWBC・WBA世界フライ級統一王座を争う。
この試合の模様は当日、U-NEXTでライブ配信が予定されている。

公開練習前の会見でユーリは「コンディションはすごく順調。合宿では拳四朗選手の嫌なリズムや間合いに惑わされないような練習ができた。岩田選手(岩田翔吉・帝拳=29)や坪井選手(坪井智也・帝拳=28)、高見選手(高見亨介・帝拳=22)など色々な選手と集中してスパーリングが出来て成果のある合宿だった」と東京で22日から実施した合宿に手応えがあったことを明かした。
「前回は納得の出来ない勝ち方だったので今回は納得のいく勝ち方をして悔いが残らないようにしたい。前戦を踏まえて変えた点としてはフィジカルを以前より多くやっている」と、フィジカル強化に自信を示した。

ユーリの所属ジム、倉敷守安ジムの守安竜也会長は「試合まであと2週間になる。本人の顔つきも良さそうで良い試合ができると思っている。自分の力をフルに出して後悔がないように力を出し切ってほしい」と愛弟子に期待を寄せた。

公開練習ではシャドー2ラウンド、サンドバック2ラウンドを披露した。
シャドーでは基本的な動きの確認にとどまったものの、キレのあるコンビネーションは順調な仕上がりをうかがわせた。
サンドバック2ラウンドでは緩急をつけたパンチをサンドバックに打ち込み、ストレートや左フックのドシンという重みのある音がジム内に響き渡った。
万全の仕上がりを報道陣にアピールしたユーリだが、重厚なプレスから放たれる右ストレートを屈指の距離感でリングを支配する寺地に着弾させることができるのか。日本人王者同士の極上の駆け引きを楽しみたい。

視察に訪れた三迫ジムの加藤健太トレーナーは、「すごく参考になった。見たい動きが確認できた」と話したが、詳細に関する質問には、「それは試合後に」とニヤリ。「拳四朗の良さを知っていて拳四朗に向けて作ってくると思うのでそこを一番警戒している」と、表情を引き締めた。